和食をメインに提供する「草庵 温(ゆたか)」(安曇野市三郷温、TEL 0263-31-5470)が「JAあづみ三郷地域営農センター 直売所・ふる里市」の斜め向かいにオープンして1カ月が過ぎた。
運営は飲食店と仕出し弁当を手がける「草庵」(松本市中央3)。もともと飲食店だった建物を改装した。席数は38席。
定食や丼物、一品料理など幅広いメニューを提供。メインを選ぶことができる「おまかせコース」(土曜・日曜・祝日は要予約)は、現在は「信州サーモン りんごソースと野菜の天ぷら」(2,500円)と「合鴨(あいがも)ロース肉と野菜のくわ焼き」(3,000円)で、先付けからデザートまで付ける。ほか、「山賊焼」(1,320円)、「豚ロースと野菜黒酢和え」(1,540円)などの定食、手打ちそばを使った「鶏そば」や「野菜天ざる」(以上1,430円)も用意する。
建物内には先行して5月に弁当店「のら坊」(TEL 0263-31-5472)をオープン。常時7、8種類の日替わり弁当(800円~)を並べるほか、みそやしょうゆなどの土産物やソフトクリームを提供する。社長の座間昭光さんは「『のら』は、安曇野に広がる田園風景の素朴さと合わせ、野良仕事から取った」と話す。
新型コロナの影響を受け、運営する4店舗のうち、まつもと市民芸術館内の「芸術館レスト井say(せい)」と天神通りでおよそ20年間営んだ「天神」を閉店。「公演やイベントが中止になり厳しい状況が続いたが、弁当の販売が店の支えになった」と座間さんは振り返る。昨年、新形態の店舗出店を決め、12月から改修工事を始めた。「少しずつ自粛が緩和され、店で食事をしてもらえるようになってうれしい」とも。
営業時間は、草庵 温=11時30分~14時、17時30分~21時(夜は要予約)、のら坊=10時30分~18時。いずれも水曜定休。