松本市は、初開催する「もったいないクッキンググランプリ」に向けて、現在、食品ロスや生ごみの削減につながるレシピを募集している。
募集するのは、家庭で余った料理や、野菜や果物などの端材を活用して、食品ロスや生ごみが削減できるオリジナルレシピ。対象は市内に在住または通勤・通学をしている人で、応募者自らが考案した未発表のものに限る。応募用紙にレシピの名前や調理方法などを書き、写真を添付して、メール、郵送、または持参で応募する。
書類選考の後、試食審査を実施。グランプリ1人には賞状と副賞として2万円分の商品券、準グランプリ2人には賞状と副賞として5,000円分の商品券を贈呈する。10月23日に中町・蔵シック館(松本市中央2)で表彰式を行うほか、入賞したレシピは市のウェブサイトやレシピ集などで紹介する。
市では2014(平成26)年から、「もったいないクッキング」として松本大学(新村)と連携し、学生が考案したレシピを周知してきた。新型コロナの影響でリアルな場での活動が限られる一方、家庭で料理をする時間が増えたことから、広く市民からアイデアを募ることを企画。昨年から準備を進めてきた。
これまで、「残さず食べよう!30・10運動」や、フードシェアリングサービス「まつもとタベスケ」など、市では食品ロス削減に向けたさまざまな取り組みを展開している。市環境・地域エネルギー課の杵淵愛さんは「近年、食品ロス削減について興味関心が一層高まっている。皆さんからアイデアを募り、普段からできることがあるということを伝えていきたい」と話す。
締め切りは9月26日。問い合わせは同課(TEL 0263-34-3268)まで。