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松本で詩の朗読&ダンス「ダン詩ング」 詩人とダンサーが即興セッション

「ダン詩ング」DM

「ダン詩ング」DM

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 詩の朗読とアニメーションダンスによる実験的なライブ「ダン詩ング」が6月18日、松本・大手の土蔵を改修したテナントハウス「List(リスト)」(松本市大手5)2階ギャラリーで開催される。

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 出演は、ダンスアーティスト・振付師・インストラクターのmaekon(まえこん)さんと、詩人・ウチダゴウさん。同イベントに合わせてそれぞれが用意する新作のダンスと詩を披露するほか、即興のセッションを行う。

 2人が最初に出会ったのは、2018(平成30)年に行われた野外イベント「ALPS BOOK CAMP(アルプスブックキャンプ)」。出店していたウチダさんのブースに、maekonさんが訪ねてきたという。「まだダンスを踊っていなかった彼女は、どこかくすぶっている雰囲気を持っていて、ずっと記憶に残っていた」とウチダさん。その後、SNSで動画を投稿し始めたことを見つけ、「一度は断念したダンサーの道へまい進する様子と、思いの強さを知り、とてもうれしかった」と振り返る。昨秋、東京で開いた朗読会で再会。maekonさんから企画を提案され、二つ返事で引き受けた。

 「創作者として、これまでの作品やパフォーマンスを常に超え続ける必要がある。机の上の紙に線画を描いて、色を塗るだけでは、きれいな絵はできても、想定を超えられない」とウチダさん。これまで、チョコレートやスカーフブランド、ラーメン、クラフトビールなどとさまざまなコラボを展開。音楽家や料理家とセッションするライブも行ってきたが、ダンサーとは今回が初めてとなる。「ほかの作家やアーティストとのコラボは、より意図して互いが向かい合い、つくり上げていくので、まだ見ぬものが生まれる可能性が高い。そこに挑む意義がある」と話す。

 ウチダさんは15編ほどの詩を朗読する予定。ダンスと詩がどのように絡み、形になっていくのかは未知数だという。「命には限りがあって、思いにも限りがあるので、その時にやりたいと思ったことは、その時にしかない。ダンスと朗読の声は、その場でその時を共有した人の中にかすかに残るだけ。来てくれた人にとっても、見る前と後で、何かが新しくなるチャンスになれば」とも。

 開演は17時30分。料金は3,500円。予約はウェブサイトで受け付ける。

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