ラーメン店「白（びゃく）」（松本市中央2、TEL 0263-88-7740）が1月26日、松本パルコ前の花時計公園東側、旧松本衣デザイン専門学校の1階にオープンした。

店内の様子

　松本市宮渕、長野市に続き3店舗目となる同店。店舗面積は約20坪で、席数はカウンターとテーブル合わせて16席。

　ラーメンは、クリーミーで臭みのないスープが特徴。定番は「しょう油とんこつラーメン」「塩とんこつラーメン」（以上800円）の2種類で、「魚介とんこつラーメン」「旨辛（うまから）塩とんこつラーメン」（以上900円）も提供する。

　サイドメニューは「チャーシュー丼」（450円）、「こま切れ丼」「ほうれん草ナムル」（以上300円）などを用意。「肉汁焼き餃子（ギョーザ）」（5個450円）は、ラーメンとセットで3個（200円）付けることもできる。

　建物は江戸時代から続いた「いちやま旅館」が2007（平成19）年に閉館した後、2012（平成24）年から松本衣デザイン専門学校の校舎として使われていたが、昨年3月に閉校。現在、松本市内でライブハウスなどを営む柳澤仁さんが、多目的スペースを備えたゲストハウス「壱山（いちやま）」の開業準備を進めている。1階は「飲食店やカフェの開業を考えている人のため、臨時の出店や試しの場にしたい」と飲食店スペース、2階～6階は宿泊スペースやレンタルスペースとして改装するという。柳澤さんは「いちやま旅館の雰囲気を残した専門学校の内装を生かした空間にしたい」と話す。同施設の本格的な始動は4月を予定する。

　新型コロナの影響で開業が先延ばしになる中、「1階だけでも稼働し始めたい」と、自身が代表を務める市内のクラブハウス「GNU」（深志1）のマネジャーで、「白」の代表・松井史樹さんに声を掛けた。「まずは、幅広い層の方にラーメンを食べに来てもらいたい」と柳澤さんは意気込みを見せる。

　営業時間は、11時30分～14時30分、16時30分～22時。