長野県内在住者とFDAで信州まつもと空港を利用する県外からの旅行者を対象にした宿泊料金割引キャンペーン「まつもと冬割キャンペーン」が12月1日、始まった。
松本市内の対象宿泊施設について、1人1泊につき6,000円以上の利用で3,000円引きになるプランを販売する。利用対象期間は2022年3月27日の宿泊分まで。旅行会社や宿泊施設などで購入できる。
併せて、1人1泊につき、松本市内の飲食店や観光施設などでも使えるクーポン「まつもとコイン」を2,000円分進呈する。受け取りは、スマートフォンに専用アプリをダウンロードして行う。利用可能期間はチェックイン日から2022年3月31日まで。
新型コロナウイルスの影響を受けた観光事業者の支援と、落ち込んだ旅行需要の早期回復、地元の魅力を再発見する契機をつくることを目的に実施する。クーポンの配布は、市がデジタルトランスフォーメーション(DX)を掲げ、デジタル技術を用いた事業を推進していることもあり、飛騨高山の「さるぼぼコイン」などを提供しているフィノバレー(東京都港区)のデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を採用した。
現在、割引プランを販売するのは108の宿泊施設と16の旅行会社で、コインが利用できるのは約170店。市文化観光部観光プロモーション課担当者は「市内の観光関連事業者の支援とともに、訪れた人にとって松本の魅力を知るきっかけになれば」と話す。
同プランを販売する宿泊施設や旅行会社、クーポンを扱う観光施設や飲食店も12月10日まで募集している。問い合わせは同課(TEL 0263-34-8307)まで。