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松本・中町のギャラリーで桐山浩実さん竹籠展 変化する表情も楽しんで

山へ入って竹を切るところから、全ての工程を桐山さん自身で行い編み上げた籠

山へ入って竹を切るところから、全ての工程を桐山さん自身で行い編み上げた籠

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 青竹細工作家・桐山浩実さんによる個展「桐山浩実 竹籠展」が現在、松本・中町のギャラリー「工藝(こうげい)マエストロ」(松本市中央3、TEL 0263-33-7895)で開催されている。

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 買い物籠やハンドバスケット、ふたをトレーとして使えるふた付きのバスケットなど約40点を展示する。作品は、桐山さん自らが伐採して作った竹ひごを使って編み上げているが、中には工房近くの古民家にあったというすず竹をあしらったものも。同ギャラリーの宮原史帆さんは「年月を経てできた濃い色が、良いアクセントになっている。桐山さんの遊び心を感じる」と話す。

 食卓などで使えるバスケットも多彩に展開。オーバルバスケットは、「円形のものは和風、だ円形のものは少し違う雰囲気で洋風にも合わせやすい」と宮原さん。ほかに、手付きのカトラリーバスケットや花籠なども用意する。

 桐山さんは大分県在住。2014(平成26)年、由布市庄内から隣の竹田市に移住して工房兼ギャラリーを構え、制作を行っている。同ギャラリーでの展示は隔年で開催し、今回が6回目。当初は在廊を予定していたが、大雨と新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止した。工房周辺では被害はなかったというが、「自然が相手ということもあり、大雨が続くと調整が難しい」という。

 訪れた人が、作品を並べて吟味する姿も見られた。宮原さんは「すがすがしい青色から深みのあるあめ色に表情が変わっていくので、使い込むほどに愛着が増していく。全て一点ものなので、手に取って、お気に入りを選んでもらえれば」と呼び掛ける。

 価格は、買い物籠=3万800円~、テーブルバスケット=1万7,600円~など。営業時間は10時~18時。9月5日まで。

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