企画展「山と雷鳥展5」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で開催されている。
オブジェや水彩画、箸置き、花器、アクセサリー、Tシャツ、雷鳥張子など約400点を展示する。出展は、山と海、陶芸七草、mauve(モーヴ)、金井三和さん、中村好至惠さん、青木昌平商店。
5回目となる同展。横浜在住の画家で、初出展となる中村好至惠さんは、水彩画や絵はがきセット、画文集などを展示する。登山には、いつも絵の具を持っていき、山の上で水彩画を描くという中村さん。作品はギャラリースペースに合わせ、小さいサイズに仕上げた。同店の熊谷幸枝さんは「山好きの作家さんを通じて、中村さんとつながりができ、お声掛けした。コロナや災害の影響で山に行けない分、作品を見て山を思ってもらえれば」と話す。
陶芸七草・古田秋理さんは箸置きや花器を出品。ライチョウやクマなど、山を連想させる動物の箸置きは人気のシリーズで、新たにオコジョを制作した。専用のギフトボックスもあり、「箱もかわいい」と自分用に購入する人も多いという。「山と海」は、カード立てや野鳥メモクリップを作り、合わせてディスプレーする写真も全て自分で用意。カード立てのライチョウのオブジェは土台にマグネットを付け、取り外して向きが変えられるよう工夫した。「デザイナーでもある作家さんなので、作品の見せ方もすごくこだわっている」と熊谷さん。
同店では、新型コロナウイルス感染症対策として、1階のカフェは人数制限(2人まで)を設け、2階の展示スペースも密にならないよう、入れ替わりにして営業している。「毎年、県外の人にもDMを送るが、今回は自粛した。来年になって状況が落ち着いたら、たくさんの人に見てもらいたい」とも。
価格は、水彩画=1万3,000円~、箸置き=1,700円、野鳥メモクリップ=2,200円など。営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休。8月29日まで。