松本パルコの地下1階・リブロ(松本市中央1、TEL 0263-38-2113)で1月17日、漫画家・江口寿史さんによるサイン会が行われた。
サイン会は、江口さんと「リアルワインガイド」編集長の徳丸真人さんが全国のラーメン店を食べ歩いたガイド本「ラーメン道場やぶり」(集英社インターナショナル)の刊行記念で全国のリブロを巡回しているもの。同書では、店舗の感想やラーメンに対しての思いを対談形式でつづっている。
当日は、開始前から江口さんと徳丸さんの登場を待つファンの列が。同書以外の江口さん著の漫画や画集などもサイン対象となっていたため、店頭でサイン会を知った人たちが次々と本を購入し、50人を超えるファンが参加した。
サイン会が始まると、江口さんは「松本でおいしいラーメン屋さん知ってます?」など会話を交わしながらイラストとサイン、参加者の名前を丁寧に書き込んだ。イラストを描いてもらっている間、どんな絵になるんだろうと期待で笑顔がこぼれる参加者たち。一緒に写真撮影を希望する人や、色紙、手帳、ニンテンドーDSなど本以外のものにサインを求める人もいたが、2人は「いいですよ」とにこやかに対応した。「イラストを描くので少し時間がかかってしまう。待たせて申し訳ないので、できることはやろうと思って」(江口さん)。
大町市から来たという男性は「ずっと江口先生のファン。まさか松本で会えるとも思っていなかったし、イラストも描いてもらえると思わなかった。とても感激している」とうれしそうに話し、仲間同士でもらったイラストを見せ合っていた。
当日松本入りした2人だが、サイン会前にラーメン店に足を運んだという。「参加者におすすめのラーメン屋を聞いたけど、どこも車じゃないといけない場所で…」と残念そうに話す江口さん。「松本の人はまじめですね。マナーが良くて、気持ちよくサイン会ができた」と振り返った。