![「雑貨を見るだけでも気軽に立ち寄ってもらえれば」と原田さん(写真左)](https://images.keizai.biz/matsumoto_keizai/headline/1608004931_photo.jpg)
ドライヘッドスパ&オーガニック雑貨店「coupe(クープ)」(松本市深志3、TEL 070-8432-5093)が、松本・駅前大通りの市民芸術館西交差点近くに11月16日、オープンした。
提供するのは、「ドライヘッドチャンピ」(6,000円、約1時間)。シャンプーの語源とも言われる「チャンピ」は、マッサージの意味を持つ。リクライニングチェアで、頭や肩周りをタオルで包み、直接地肌に触れずに施術を行う。施術後は、ヨガで「屍(しかばね)のポーズ」と呼ばれる「シャバーサナ」タイムを設け、そのまま仮眠できる。オーナーの原田愛さんは「終わった後、慌ただしく帰る支度をするのではなく、余韻に浸れるように考えたメニュー」と話す。
原田さんは2008(平成20)年、美容室「mani(マーニ)」(大手4)をオープン。同店の2階でオリジナルメニューを提供していたが、「よりリラックスできるメニューと空間を用意したい」と2号店を構えることに決めた。コロナ禍の中、これまでと生活が変わったことでストレスを抱える人が増えたと感じているという。「今だからこそ、しっかり対策した上で、触れ合うことを大事にしたい」と笑顔を見せる。
雑貨は、シャンプーやバスソルト、ルームスプレーのほか、有機原料のみで作られたミントタブレットや、ガム、コーヒーなど食品も用意する。同店でも使っているオリジナルの精油「リラクシングフラスコ」(2,500円)は1年かけて開発。ラベンダーブルガリアンや、ローズマリー、ゼラニウム、ネロリなどをブレンドしている。
原田さんは、昨年から月に1回、FMまつもとで、身近なものを使ったスキンケアについて紹介している。「その時だけ頑張るというのではなく、継続することが大事。便利なアイテムを取り入れながら、もっとカジュアルに楽しむ人を増やしたい」。ヘッドスパも月に1回のペースで通えるようにと、ポイントやクーポンを活用できるよう工夫している。「安心してリラックスできる空間にしたい。ちょっと疲れた、というときに駆け込めるような場所になれば」とも。
営業時間は13時~19時(土曜・日曜は11時~17時)。施術時間は月曜・火曜・金曜の17時~20時。水曜・木曜定休。