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松本で2人展「2人のサーカスカーニバル」 カラフルな布ものや絵画、にぎやかに

2人がコラボしたぬいぐるみも

2人がコラボしたぬいぐるみも

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 布造形作家・「nuno*ito asobi」の高倉美保さんと、画家・小沢夏美さんの2人展「2人のサーカスカーニバル」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で開催されている。

天井からはガーランドを飾り、にぎやかな雰囲気

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 ぬいぐるみやトートバッグ、サコッシュ、Tシャツ、ブローチ、器、絵画など約200点を展示する。2人が共通のテーマとしている「サーカス」をイメージして制作した彩り豊かな作品が並ぶ。

 小沢さんは、カラフルな色調の絵画を中心に出品。「楽しくにぎやかなサーカスの、一瞬で終わってしまうはかなさも表現したかった」と話す。昨年末に東京で行ったライブペインティングで制作したという作品も飾る。今夏、全国5カ所でライブペインティングを行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止になった。「とても残念だが、せめて見てもらう機会になればと思って」。ほかに、空中ブランコをする猫の張り子や、Tシャツ、ポストカードなども用意する。

 高倉さんが手掛けたぬいぐるみは、人のような動物のような不思議な「いきもの」。さまざまな布や編み地、ビーズやボタンなどを使い、手や足が動くものもある。「この状況での展示なので、足を運んでもらえるか不安な気持ちもあるが、作品を見て、少しでもワクワクした気持ちになってもらえれば」と高倉さん。目や鼻を付けたポーチやマスク、カラフルに絵付けをした器などユニークな作品も多い。

 コラボ作品も制作。小沢さんが絵を描いた布や紙粘土を、高倉さんが切り抜いたり貼り付けたりして仕上げた。小沢さんは「描いた後はお任せだったので、高倉さんにはプレッシャーだったかも。こういうふうに使ってもらったのを見て面白かった」と笑顔を見せる。

 2人は2013(平成25)年、「まつもと街なか大道芸」のワークショップを通じて知り合い、その後、まつもと市民芸術館で行われた「空中キャバレー」のマルシェに共に出店するなどして交流を深めた。2年前には、東京で2人展「2人のサーカス」を開催。今回、「カーニバル」と付けたのは高倉さんからの提案だったという。「今年の夏は、イベントやお祭りがあまりできないので、展示で少しでもその雰囲気を感じてもらえればと考えた。遠方にはなかなか出掛けられないかもしれないが、身近で楽しんでもらえればうれしい」と小沢さん。

 価格は、絵画=2万3,000円~、サコッシュ=3,000円~、マスク=1,500円~など。営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休(8月10日は営業)。今月30日まで。

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