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松本市総合体育館で「テイクアウトマルシェ」 三密避け、駐車場でドライブスルー

5月6日に行われたときの様子。スタッフはマスク、ゴム手袋の着用、消毒液の使用や検温など感染予防を徹底

5月6日に行われたときの様子。スタッフはマスク、ゴム手袋の着用、消毒液の使用や検温など感染予防を徹底

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 車に乗ったまま、さまざまな飲食店の商品を購入できる「テイクアウトマルシェ松本」が5月5日から、市総合体育館(松本市美須々)駐車場で行われている。

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 5月の土曜・日曜・月曜(11日は除く)に開催。自宅で食事する需要が増える中、「三密」を避けたドライブスルー方式で商品を提供する。メニューは事前にウェブサイトなどで紹介し、当日、車で来場してスタッフに注文を伝え、商品受け取りスペースで購入する。

 初回は、カレー、パスタ、サンドイッチなど10店舗の商品を用意。5日・6日の両日は、2時間ほどで売り切れるほどの盛況ぶりを見せた。

 「テイクアウトマルシェ」は富山市内の飲食店有志が4月13日にスタート。その後、高知市、足利市など取り組みは全国へ広がっている。

 アルプス公園で開催される野外音楽フェスティバル「りんご音楽祭」を主催する古川陽介さんが「テイクアウトマルシェ」を知ったのは、4月29日。「松本でも同様のことをしたい」とその日のうちに企画書を書き上げ、地元飲食店と連絡を取った。翌日には市総合体育館に交渉。市役所各課担当者の調整もあって使用許可を得て、出店者を集め始めた。「りんご音楽祭などで培ったイベント運営ノウハウや、地元の人たちとのつながり、多くの人の協力もあって、スピード感を持って立ち上げることができた」と古川さん。

 古川さんがオーナーを務めるライブ・クラブ・パーティーハウス「瓦レコード」(清水1)は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、営業を開始してから初めて、先月はイベントが全くできない1カ月になったという。「イベント業、飲食業、宿泊業と、周りも大幅な売り上げ減少となっている。こんな状況だが、できることをしていきたい」と古川さん。継続することを目指して、協賛も募っている。「三密を避けながら、生活に欠かせない『食』を少しでも楽しみにしてもらえれば」とも。

 販売は10時30分~13時(売り切れ次第終了)。

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