音楽を通して環境に優しい生活提案や環境に関する情報提供を行うライブイベント「ラブアースライブ2008」が11月9日、四賀支所ピナスホール（松本市会田、TEL 0263-64-3111）で開催される。

　同イベントは今年で7回目。「地球を愛する心～つなごう」をコンセプトに、音楽ライブや「自然農法」についてのパネルディスカッション、自然農法野菜の試食なども行う。

　ライブ出演は、雅音人（がねっと）+関謙一、布野えいじwithMA☆VO、MAI&DOUBLE　FANTASYなど、県内外で活躍中のアーティスト。雅楽などで使われる管楽器、笙（しょう）奏者の幸也さんは今回が初参加で、ツアーの合間の特別出演となる。当日は、アコースティックやゴスペル、ジャズなどさまざまなジャンルの音楽が披露される。

　イベントを主催する「ラブ・アース・ネットワーク」は、出演者でもある雅音人の下田民子さんが1998年に設立。当時は環境問題がうたわれはじめたころで、「地球が危機的状況にあるのを、できるだけ多くの人たちに伝え、関心を持ってもらいたい」と手作りの情報紙を制作した。しかし、紙の情報では思うように関心が高まらず「心が変わらなければ、行動も変わらない」と感じ、心に訴える手段として「音楽ライブ」というかたちで1998年8月から愛知県内などで同イベントを実施してきた。

　もともと趣味で音楽を作っていた下田さんは、音楽制作をサポートしてもらっていた辻喬之さんとユニットを組み、自身も同イベントに参加。2003年にユニット名を「雅音人」に改め、さまざまな環境イベントや講演会に参加し、環境をテーマとしたメッセージソングを制作するなどして活動を続けている。

　下田さんは「音楽を通じて、平和を願い、人に、社会に、地球に優しい思いやりの心が広がっていってほしい。聴いている人たちが優しくなれたり元気になれたらとてもうれしい」と話す。

　開演時間は13時～16時（開場12時30分）。前売り＝1,000円、高校生以下＝500円。チケットは県内のカタクラモールインフォメーション、興文堂、平安堂などで販売している（一部店舗のみ）。事務局（TEL 080-5145-8534）でも受け付けている。