松本・大町・塩尻・安曇野4市で開催する第36回全国都市緑化フェア「信州花フェスタ2019~北アルプスの贈りもの~」が4月25日、開幕した。
EXILEのTETSUYAさんがプロデュースするコーヒーショップ「AMAZING COFFEE」
メイン会場の県松本平広域公園・信州スカイパーク(松本市神林)では、テープカットのセレモニーが行われた。やまびこドームで関係者約800人が参加した開会式では、「信州花フェスタ合唱団」が県歌「信濃の国」などを合唱。実行委員会会長の阿部守一長野県知事は、「信州がとりわけ華やぐこの季節、花と緑を五感で感じてほしい。(松本市が発祥の地の)『花いっぱい運動』のように、再びこの地から、全国、そして世界へ花と緑の豊かな暮らしを広げたい」とあいさつした。
園内は、「信州の春」を感じさせるメインエントランスが迎える「出会い・にぎわいのエリア」、全国各地の花風景や各所へといざなう扉のオブジェや、「森の遊具」が楽しめる「信州の花や緑とふれあうエリア」、自然豊かな信州の暮らしを提案する「花緑のある暮らしの提案エリア」で構成。土産やグルメがそろう「信州マルシェ」やガーデンショーなどのイベントも行われる。
「北アルプスと花の丘」は、昨秋から3つの期間に分けて、2000人以上が花の植え付けに参加。「信州の早春」をイメージした大花壇は、白、黄、青色などで華やかに彩られ、記念撮影をする人も多く見られた。
EXILEのTETSUYAさんがプロデュースするコーヒーショップ「AMAZING COFFEE」は期間限定で出店(5月6日まで)。長野県をイメージして作ったというコーヒー「NAGANO BLEND」や、花をあしらった皿やボトルなどを買い求める人でにぎわった。
「緑ゆたかな街づくり」を目指し、国の提唱で1983(昭和58)年に始まった同イベント。以来、全国各地の会場でほぼ年に1回のペースで実施されている。長野県では初開催。サブ会場として国営アルプスあづみの公園の大町・松川地区(大町市、北安曇郡松川村)と堀金・穂高地区(安曇野市)、県烏川渓谷緑地(同)、サテライト会場を4市に設けて、多彩なイベントを行う。
県松本平広域公園の開園時間は9時30分~17時。入場無料。6月16日まで。期間中は、松本駅と塩尻駅から県松本平広域公園まで無料シャトルバスを運行する。