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松本の老舗あめ3店が信州リンゴ入り食べ比べセット開発 「あめ文化」PR

(写真左から)「山屋御飴所」太田喜久さん、「飯田屋飴店」伊藤雅之さん、「新橋屋飴店」田中聡さん

(写真左から)「山屋御飴所」太田喜久さん、「飯田屋飴店」伊藤雅之さん、「新橋屋飴店」田中聡さん

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 江戸時代に創業した老舗あめ店3店舗が展開する「松本飴(あめ)プロジェクト」が4月19日、各店のあめを食べ比べできるセット「松本三ツ星」の販売を始めた。

それぞれの味が楽しめる「松本三ツ星」

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 「山屋御飴所」(松本市大手2)、「飯田屋飴店」(同)、「新橋屋飴店」(新橋3)がそれぞれ、「板まめ」「まめいた」「まめ板」として販売する板状のあめ菓子に、信州リンゴを混ぜ込んだもの。名称は異なるが、米あめ、水あめ、ピーナッツなど原材料はほぼ同じで、配分や作り方の違いでそれぞれの食感や風味を楽しめる。パッケージは「大徳紙商事」(笹賀)のデザイン部門「Kami Labo」が担当。土産を意識して、蔵をイメージした形に仕上げ、インバウンド向けに英語の説明も入れた。

 プロジェクトは、「松本のあめ文化を多くの方に知ってもらい、あめ自体のステイタスを上げたい」と昨年6月に発足。昨年末には各店の商品を詰め合わせた「松本飴箱」を数量限定で販売して好評を得た。1月の「松本あめ市」では今回セットにしているあめを各店が販売。その際、「食べ比べてみたい」という声が寄せられたことが、開発のきっかけになった。「山屋御飴所」の太田喜久さんは「比べてお気に入りのあめを見つけてほしい。各店では単品でも販売しているので、足を運ぶきっかけになれば」と話す。

 今後もさまざまな展開を企画し、秋にはイベントも予定する。「地元ではあめ文化になじみがあっても、それ以外ではまだまだ知らないという人が多い」と太田さん。「老舗のあめ屋、あめ文化がある『あめの街・松本』をPRしていきたい」とも。

 価格は1,080円。3店のほか、井上百貨店(深志2)、アイシティ21(東筑摩郡山形村)で販売する。

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