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松本・桐に地元の食材や天然酵母使う「まつもとパン」 学生意識し朝から営業

白を基調にした店内。ショーケースにパンが並ぶ

白を基調にした店内。ショーケースにパンが並ぶ

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 松本・信大附属小学校向かいにベーカリーハウス「Matsumotopan(まつもとパン)」(松本市桐、TEL 0263-33-1310)が5月1日、オープンした。

エントランスもこだわった店舗外観

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 店舗面積は約20坪。店内にはイートインスペースを10席設け、コーヒー(350円)などのドリンクも提供するほか、入り口近くには、日替わりでハーブティーを無料で用意する。各種学校が多いという場所柄、朝7時から営業。店主の細川ひとみさんは「毎朝3時起きでパンを焼くのは大変だが、学生さんが気軽に立ち寄れる店にしたかった」と話す。

 国産の小麦粉や地元の卵や牛乳、フルーツやヨーグルトなど天然酵母を使ったパンは、15種類程度を用意。食パン「まつもとぱん」(250円)のほか、バケット(250円)やクロワッサン(180円)、季節の果物を使ったものや総菜系のものなども並ぶ。目玉焼きを載せた「朝ごパン」(200円)や、年配客からのリクエストに応じた「桜あんぱん」「宇治抹茶白あんぱん」(以上180円)なども。「『あんぱんはないの?』と言われることが多くて、一工夫したものを作るようにした」

 県内の短大などで教職に従事していた細川さん。2009年、ドイツの日本人学校に勤務したときに、食べ慣れた日本のパンが恋しくなって、パン作りを始めたという。帰国後も教員として働いていたが、「第二の人生をふと考えたときに、自営なら退職もなく、おばあちゃんになってもパンを焼き続けていけると思うようになった」。昨秋から住居兼店舗を建て始め、準備を進めてきた。

 開店後もパンを焼きながら営業しているが、昼過ぎには完売してしまうこともあるという。「近所の方からは、この辺は商店が少ないので長く続けてほしいと言われている。地域の皆さんに愛される店になれればうれしい」と細川さん。「子ども連れの人も多いので、体に良い食材にこだわって、おいしいパンを作り続けたい」とも。

 営業時間は7時~(売り切れ次第終了)。日曜定休。

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