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松本・寿中にギャラリースペース「時紡舎」 住宅ショールーム内、月替わりで企画

「パントキ」の家具が並ぶ

「パントキ」の家具が並ぶ

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 松本・寿中の国興ホームが同社ショールーム「COCONOMA」(松本市寿中1、TEL 0263-58-2095)の一角を使った貸しギャラリー「時紡舎(じぼうしゃ)」を2月1日から始めた。

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 入り口を入ってすぐのスペースを展示空間として活用する。扱う作品は家具や器など生活雑貨で、期間は1カ月から、賃料は月3,000円。販売は同社スタッフが対応するが、月に最低1回はワークショップまたは作家が在廊する日を設ける必要がある。グループ展など複数作家での出展も可能。

 同社では、モデルルームを利用して2016年4月から地元のクラフト作家やパン店などが出店する「マルシェ」を年に2回のペースで開催。さまざまな作り手とつながりが生まれ、「実店舗がないので普段は販売が難しい」「市街地から離れた場所に工房があり、なかなか作品を手に取ってもらう機会がない」といった悩みを知ったという。昨年4月、現在の場所に事務所兼ショールームを移転。平日の有効活用を検討する中で、ギャラリーとして貸し出すことを思い付いた。同社営業設計部の横山より子さんは「作り手の皆さんと、私たちの思いがうまく一致するような場所を作れるのではないかと考えた」と話す。

 今月25日までは、パンと家具を作る「パントキ~梓パンと木のおもしろ工房~」(梓川梓)が出展。無垢(むく)の木を使ったダイニングテーブルや、広い座面が特徴的な「パントキチェア」、丸いフォルムの「きのこスツール」などが並ぶ。18日12時~16時は、パンの出張販売も行う。来月は「工房ひぽ」(陶器)と「くるみっくる」(殻つきクルミと雑貨)が出展を予定する。

 スペースの名前には、「時と人を紡ぐ場所にしたい」という思いが込められている。「作り手とその作品、そして多くの人にとって出会いの場にしていければ」と横山さん。

 営業時間は8時~17時。

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