松本城大手門枡形(ますがた)跡広場(松本市大手3)で12月16日・17日、「まつもと古市」が開かれる。
一昨年4月から、毎月開いている同イベント。今回、初の2日間開催で、16日は時間を延長してナイトマーケットも行う。市内在住の空間演出家・小林響さんがトタン板などを組み合わせて制作する「古市ツリー」も登場。夕方からはライトアップして、クリスマスムードを盛り上げる。実行委員長を務める「古道具・燕」の北谷英章さんは「ツリーは昨年とても好評だったので、今年も見てほしいと思って企画した。いつもとちょっと雰囲気が違う『古市』を楽しんでもらえれば」と話す。
各日、約15店が出店を予定。市内のカフェが出張する「古市カフェ」は16日=「chez momo(シェモモ)」、17日=「fiddle(フィドル)」が担当する。同イベントのフライヤーのイラストを手掛ける真子さんによる「似顔絵屋さん」も。
「海外ののみの市のような、町や日常に溶け込むような『市』にしたい」とスタートした同イベント。定期的に続けることで認知度も上がり、先月は松本パルコ屋上で「まつもと古市 in PARCO」も開いた。「最近は、常連客も増えて定着してきた手応えはある」と北谷さん。「きれいにまとまりすぎず、もっと遊び心を出したり、いろいろな人が雑多な『古いもの』を持ち寄ったりできる市にしていければ」とも。
開催時間は16日=10時~19時、17日=10時~16時。小雨決行。