松本の中町通りにあるバー「cantinaわん(カンティーナわん)」(松本市中央2、TEL 0263-37-1188)が8月4日からメニューを一新、本格的な料理の提供を始めた。
同店は2003年のオープン以来、ジャズが流れる中、ラム酒をメーンにそろえたバーとして営業していたが、オーナーの砂子慎哉さんが3月に日本料理の「一鳩」を開店することになり、その準備などのためにいったん休業。その後の5月30日に営業を再開。「音楽を聴きながらゆったりと食事、お酒を楽しんでもらいたい」という思いから料理メニューを一新した。
料理はイタリア料理が中心でパスタ、オードブルなど野菜を中心としたものを提供。「馬肉の生ハムのサラダ仕立て」(1,100円)、「京都産オイルサーディン」(1,000円)、「キッシュロレーヌ」(700円)などのメニューもそろえ、コース料理(4,000~10,000円、要予約)も用意する。「しばらくはお客さんの反応を見ながらメニューを決めていきたい」と砂子さん。常連客からは「遅い時間に食べられるところがなかったから助かる」など評判は上々だという。
バーとしてメーンとなるラム酒は180種類をそろえており、「スピリッツの中ではもっとも種類が豊富で、ラベルはきれいなものが多い。イギリス産のものは風味が良く、フランス産は華やか。スペイン産は味わい重視でイタリア産はボトル重視などさまざまな楽しみ方をできるのがラム酒」(砂子さん)と、世界各国のものを味わうことができる。中にはマダガスカル島産などの珍しいものも。「ラム酒には甘みがある分、女性にも合う。好みに合うものを提供したい」(同)
営業時間は20時~翌3時。日曜定休。