松本・中山のギャラリー「sen(せん)」(松本市中山)で現在、企画展「スススコサンのおみせat1000」が開催されている。
エプロンやパンツ、ヘアバンドやネックウォーマーなどの布アイテム、約60点を展示する。同展に合わせて制作したかっぽう着は、同ギャラリーの大久保修子さんがリクエストしたもの。「松本に移住してから、かっぽう着を愛用するようになったが、なかなか気に入るものがなかったので『おしゃれなものを』とお願いした」。首回りは前後とも深めにして後ろはV型に、裾は台形に仕上げた。麻と綿の2種類を用意する。
受注生産の「ベルギーリネンパンツ」は、ワイドとスリムの2タイプで、色は5色から選べる。ゆったりしたワイドタイプは夫婦で共用する人もいるという。「子ども用パンツ」はアジャスターを付きで、長い期間、着用できるような工夫も。「大人用も子ども用も、男女を問わないし、長く愛用できるアイテム」と大久保さん。
スススコサンは、大久保さんが通っていた大学でテキスタイルの講義をしていた先生。現在は滋賀県で、夫と息子と3人で暮らす中で生まれるアイテムをベースに、「生活の道具」としての布の提案を行っている。
大久保さんが大学を卒業した後も、SNSなどを通じて交流。投稿されたエプロンを購入したことがきっかけで、同ギャラリーの常設で扱うようになった。「布へのこだわりがはっきりしている。色味や、リバーシブルなどの色の選び方がほかにはない感じで好き」と大久保さん。「ハリ感や色合いなど、実際に触って、着てみると良さが分かるので、いろいろ見てもらえれば」とも。
価格は、子どもパンツ=4,500円、ベルギーリネンパンツ=1万3,000円、エプロン=6,500円~、かっぽう着=9,000円~。営業時間は11時~18時。火曜・木曜・金曜定休。10月30日まで。14日、15日はスススコサンが在廊予定。