5月27日・28日にあがたの森公園で行われる「クラフトフェアまつもと2017」に合わせて、松本中心市街地でさまざまなイベントが開催される。
六九商店街では「六九クラフトストリート」(26日~28日)を開催。「洗練と素朴」をテーマに、7店舗を会場にして全国各地のギャラリーが展示を行う。「Roundabout」「OUTBOUND」(東京都)、「ギャラリーやまほん」(三重県)のほか、ギャラリー「10cm」(松本市大手2)では青空カフェも。
信州大学人文学部芸術コミュニケーション分野は企画展「上田良 めくるめくらむ」を開催中。アートギャラリー&カフェ「awai art center(アワイアートセンター)」(深志3)をメイン会場に、現代美術作家・上田良さんの写真展や関連企画を展開する。期間中は、まつもと市民芸術館(同)1階チケットカウンター前と同大付属図書館中央図書館(旭1)セミナー室で上田さんの作品を展示するほか、27日・28日には同フェア会場のあがたの森公園から同ギャラリー&カフェまでを散策しながらまち歩きを楽しむ「Go around round」(各日10時~、14時~)も企画する。「上田さんは素材も要素の一つとして制作をしている。この時期に合わせて見ていただければ」と広報担当の同分野3年・佐藤志帆さん。
本町通りの陶器店「知新堂」(中央2)2階では、「くつろぎマルシェ」(27日、28日10時~17時)が開かれる。パンや焼き菓子、雑貨や植物を扱う15店舗が参加。「パンパパンフェス」を企画する「chienetta design(チエネッタデザイン)」の川窪幸さんがコーディネーターを務めた。「デッドスペースとなっていた同店2階で何かできないかという相談があり、人出も多い時期なのでこの場所を知ってもらう意味も込めて企画した。パンなどフード類も充実しているので足を運んでもらえれば」
ほかに、開運堂本店の西側を歩行者天国になる「五月の宵祭」(26日・27日17時30分~21時30分)や、松本城大手門枡形跡広場では「ミニクラフト展」(27日・28日10時~16時)、縄手通りでは「水辺のマルシェ」(28日9時~16時)も。フェアに合わせて町歩きを楽しんでもらおうと、さまざまな企画を用意する。
フェアが行われる2日間は「バスDAYまつもと」として、市街地巡りに便利な特別バス「まちなか回遊バス」「松本民芸館シャトル便」を運行。乗車1回の上限を200円とし、市内の施設の割引特典が付く1日乗車券も500円で販売する。フェア会場周辺は駐車場が無いため、実行委員会では公共交通機関での来場を呼び掛けている。