学生と社会人が「はたらく」について話すイベント「シゴトラボ」が松本・北深志のコミュニティースペース「ロッピキ」(松本市北深志3)で1月15日、行われた。
学生と社会人が「はたらく」をテーマに話すことで交流を深め、両者をつなぐ場づくりをする同イベント。昨年6月から1~2カ月に1度のペースで開催し、今回が6回目となる。主催する信州大学教育学部2年・岡部友峻さんは、昨年、学生と社会人が働くことについて考える「はたらくってなんなんだろう会議」に参加。「学生時代から、社会人と交流することで視野が広がると感じた。自分も含め、未来について考える場になれば」と話す。
当日は学生と社会人、合わせて約10人が参加。2つのグループに分かれて、まずは各自がこれまでの人生を振り返る「ライフイベントノート」を記入し、経歴や印象に残っている出来事などを紹介した。「大学入試に一度失敗しておいて良かった」という社会人参加者の言葉に「どうしてですか?」という質問する学生や、転職のきっかけにうなずきながら真剣に聞く学生の姿も。お菓子などを食べながら、終始和やかな雰囲気で会話が進んだ。
後半は席替えをし、仕事に対する価値観について考えた。「専門性」「社会貢献」「環境」「チームワーク」などの項目が書かれた16枚のカードを、重要だと思う順に並べ、その理由を説明。ほかの人と比べることで多様な価値観に気付くだけではなく、自分自身が何を大事にしているのかを再確認できたという人も見られた。
「自分も試行錯誤しながらだが、緩やかに学生と社会人がつながれる場として続けていきたい」と岡部さん。「大学生に限らず、中学生や高校生も歓迎。社会人の皆さんも『はたらく』ことを振り返る時間になると思うので気軽に参加を」と呼び掛ける。
次回は来月開催予定。詳しくはフェイスブックページで確認できる。