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松本・里山辺に喫茶店「ヤマベボッサ」 東京・谷中から移転

眺望が楽しめる2階

眺望が楽しめる2階

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 松本・里山辺の松本民芸館近くに11月11日、喫茶店「ヤマベボッサ」(松本市里山辺、TEL 0263-55-6442)がオープンした。

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 一軒家を店舗兼住居として改装。2階の10畳2間に10席を設け、1階の1部屋は貸し切りにも対応する。「2階からの眺めが素晴らしく、北アルプスと美ヶ原高原、ブドウ棚も一望できる」と増田知巳さん・詩絵さん夫妻。

 メニューは自家焙煎(ばいせん)のコーヒー(500円、お代わり付き)や紅茶(400円)、自家製の「辛口ホットジンジャー」(550円)など。数種類から選べる「本日のケーキ」とドリンクのセット(800円)も用意する。季節の野菜を使ったキッシュやトースト、スープ、サラダ、デザート、ドリンクが付く「キッシュランチ」(1,000円、12時~14時30分、なくなり次第終了)や、天然酵母のパンとスープのセットも。

 コーヒーと紅茶は有機栽培、自家製ドリンクは粗製糖や自然栽培の果実、スパイスを使っている。「自然環境の中で作られているもの、安心して提供できるものを選んでいる」と詩絵さん。野菜は神奈川県で農家をしている詩絵さんの兄が作るものを使っているが、移住してからは地元のものも取り入れるようになった。「松本は野菜や米、小麦、卵や牛乳も本当においしい。これからもっと使っていきたい」

 東京・谷中で「谷中ボッサ」として13年ほど営業していた同店。店内には、本や雑貨、クラフト作品やレトロなアイテムも並ぶ。「もともと古いものが好きで、民芸にも興味があった」と詩絵さん。4、5年前から松本に通い、大好きだという民芸館の近くの物件と出合い、10月に移住。1カ月かけて準備を進めてきた。

 来年以降は、クラフト作品や民芸品の展示も予定しているという。「地元の方々が散歩の途中で寄るなどしてくれることがうれしい。民芸館や、近くの『おっとぼけ美術館』などを訪れた人が、ちょっと一息入れる場所になれば」とも。

 営業時間は11時~18時(夏期は19時まで)。日曜・月曜定休。

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