アニメやゲームの舞台となった場所を巡ることができるスマートフォンアプリ「舞台めぐり」に9月10日、松本市を舞台にしたアニメ「orange」が追加された。
テレビアニメに登場する同市内のスポットで、スマートフォンをかざすと画面にアニメの登場人物が現れて一緒に撮影ができる。スポットは、あがたの森公園、花時計公園、城山公園展望台、弘法山、縄手通り、見晴橋の6カ所。今後は、現在放送中のアニメのストーリーの進行に合わせて、追加を予定する。
「orange」は市内在住の漫画家・高野苺さんが描く同市を舞台にした漫画。単行本全5巻を含むシリーズの累計発行部数は450万部を越え、昨年公開された映画は興行収入32億円を突破。今年7月からテレビアニメの放送も始まっている。
ソニー企業(東京都中央区)が手掛ける同アプリは、アニメの世界が体験できる聖地巡礼ARアプリ。アニメの舞台となった場所などを検索し、アニメのシーンと同じ構図を確認したり、登場キャラクターと一緒にAR撮影したりできる。現在、45のアニメ作品が楽しめ、県内では小諸市が舞台の「あの夏で待ってる」も。
昨年、市ではマップやポスターを制作。「マップを手に歩いている人もよく見かけるので、さらに楽しんでもらえるようにとARの活用を検討した」と同市観光温泉課の大野慧悟さん。今後、アプリを使ったスタンプラリーなども企画している。「アプリをきっかけに、さらに大勢の人に松本を歩いてもらえれば」と期待を寄せる。
Android版、iOS版を用意。Google Play、App Storeからダウンロードできる。利用無料。