安曇野に7月3日、創作精進料理「一絲(いと)」(安曇野市堀金烏川、TEL 0263-87-7168)がオープンした。
席数はテーブル、座敷で約30席。築100年を超える古民家を改装した。いろりも残る店内は、和ダンスや古道具などを配し、落ち着いた雰囲気。「縁側の席や、庭もあるので、普段とは違う時の流れを感じてもらえるとうれしい」と店長の林美穂さん。
メニューは創作精進料理を提供。「itoをかし御膳」(1,800円)は、前菜3品、自家製豆腐、サラダにメイン料理と揚げ物、焼き物、小鉢2品、かまど炊き玄米ご飯、汁物、漬物が付く。ほかに「ゴマみそつけそば」(1,500円)や「野菜カレー」(1,300円)なども。「スムージーボール」(1,200円)や「パフェ」(850円)などのデザート類は、砂糖を使わず、甘酒やフルーツの甘味で仕上げた。
ドリンクは「玄米コーヒー」(ホット400円、アイス450円)や「りんご柚子茶」(ホット450円、アイス480円)、「甘酒ラテ」(ホット500円、アイス530円)など。各星座がつかさどる体の部位に合わせてハーブをブレンドした「ホロスコープティー」も用意する。
ヒーリングやデトックスのメニューも提供。3日間、1週間、1カ月間かけて食で体質改善する「食養プラン」や自律神経を調整する「ボディーワーク」などを行える。ワークショップやライブなどのイベントも開催し、27日には「糸かけまんだら」を作るワークショップを予定。「部屋の貸し出しもするので、ワークショップや勉強会、ライブなどにも活用してもらえれば」
松本市美術館近くの「マクロビオティックキッチン gen」(松本市中央4)の姉妹店でもある同店。「10数年前からずっと古民家を探していた」とスタッフの渡邉加代子さん。2年ほど前、20年以上空き家となっていた古民家を紹介され、「gen」を営業しながら少しずつ改修を進めてきた。「『gen』は市街地だったので、お客さんも私たちも何かと慌ただしくて。もっと広くてゆったりしたところで健康のための食事を提供したかった」。「gen」は秋ごろをめどに閉店し、完全に移る予定だという。
「以前からコツコツと集めてきた和ダンスや古道具なども、ようやく日の目を見た(笑)」と渡邉さん。「ゆっくりゆったり、ちょっとした非日常の空間を感じられると思うので、気軽に足を運んでもらえれば」と林さん。
営業時間は11時~17時(17時以降は予約対応でコース料理の提供)。月曜・火曜定休。今月24日には、主催する「第4回まつもとNatural&Veggieマルシェ」を松本城大手門枡形(ますがた)跡広場で行う。