松本・奈川の木工家具店「solnte(ソルンテ)」(松本市奈川、TEL 0263-79-2883)が3月18日~22日、展示会「木のある日々の暮らし展VOL.3」をセレクトショップ「R(アール)」(芳川小屋)で開く。
テーブルやキャビネット、椅子などの家具約15点とカッティングボード、フレーム、コースターなどの小物約20点を展示。蛇腹の引き戸が付いたキャビネットや、天板が少し浮いたようなデザインになっているソファテーブルなどの新作も並ぶ。短めの肘を付けたダイニングチェアは、「短く見えるが実際に座ってみるとちょうどいい。ダイニングテーブルと合わせても邪魔にならないと思う」と同店の嶋田好之さん・ふみさん夫婦。
小物は、ティッシュケースやトレーなど定番商品のほか、家具を作るときに出る端材を工夫して製作したものも用意する。板を選べる「時計キット」や、長さを調整するために切ったテーブルの足を利用したペン立てなど。「これまでは、『これが作りたい』という気持ちが大きかったが、最近は、『この木で何ができるか』という考え方をするようになった」とふみさん。「美しさや便利さを追求するもの、端材を活用したものなど、小物はコンセプトがはっきりしている」と話す。
普段、奈川の工房でも扱っているスエトシヒロさん(磁器)、金井三和さん(陶器)の食器、月日工藝(金属)の小物やアクセサリーなども。期間中は日替わりで、焼き菓子などのフード類も用意する。
ふみさんの両親が暮らす奈川に工房を構えて7年。「皆さんのおかげで気付いたら7年」と2人は笑顔を見せる。「7年目のありがとう企画」として、購入客を対象にしたハズレ無しの抽選会や、オーダー制約でギフト券を進呈するなどの特典も。「家具はもちろん、それ以外でもいろいろ楽しめる。店の雰囲気もいいし、向かいに公園もあるので気軽に遊びに来てらえれば」と呼び掛ける。
価格は、テーブル=10万円~、椅子=4万円~、箸置き=500円など。営業時間は10時~18時30分(22日は17時まで)。