塩尻市は現在、JR塩尻駅東口広場に新設するモニュメントのデザインの公募を行っている。
同市では中心市街地活性化基本計画に基づく駅前広場の再整備を進めており、募集するモニュメントは待合広場の一角に設置する予定。募集するのは、「ブドウとワインの街」「日本を代表する漆器産業」「アイデア豊かな精密機械産業」など、同市のアイデンティティーを象徴するようなもの。「記念碑的なものではなく、広場の待合機能と調和するような、五感に触れるようなモニュメントを」と同市担当者。
応募は、模型作品1点とポートフォリオ一式を提出。模型作品の大きさは台座込みで1辺が50センチ以内、重量は30キログラム以内。材質は自由だが、野外での設置を考慮する必要がある。実物のモニュメントの大きさは、設置場所面積30平方メートル以内、高さ3メートル以内。応募資格は、国内に在住するアーティストで、プロ・アマは問わない。個人でもグループでも応募は可能だが、作品は1人(1組)1点とする。
模型作品は3月下旬に同市の公共施設へ搬入し、北郷悟東京芸術大学美術学部彫刻科教授、原真一同准教授、小口利幸塩尻市長ら7人が審査を行い、大賞1点と優秀賞4点を選出する。7月以降に制作を開始し、来年3月には設置する予定。
公募参加料は5,000円。申し込み締め切りは3月11日。問い合わせは同市産業振興事業部ブランド観光商工課(TEL 0263-52-0886)。