地域のグルメ・ビューティー情報やクーポンを掲載するフリーペーパー「Moteco（モテコ）松本・塩尻・安曇野版」が創刊5周年を迎えた。

創刊号（写真左）と最新号

　飲食店やヘアサロン、ネイル・エステサロンなどのクーポンをメーンに、イベント情報や街角スナップ企画「センガオ」などを掲載する同誌。11月号では5周年企画第2弾として、ヘアサロンやネイルサロン、フィットネスクラブなど36店舗の「500円メニュー」を用意。ハンドマッサージやヘアトリートメント、パックなどがワンコインで利用できる。

　「モテコ」は2003年6月に「群馬県央版」が創刊。その後、群馬・埼玉・長野・山梨で地域版を展開し、現在は8誌を発行する。松本・塩尻・安曇野版は2010年9月に創刊。毎月最終金曜日に発行し、専用ラック、ポスティング、企業への配達、松本駅前での街頭配布などを行っている。

　リリースする地域を検討して、候補に挙がった松本を訪れた同社部長の荒井俊成さん。「松本は若者が多く、活気がある印象を持った」と振り返る。立ち上げに向けて準備を進める中、「地元の人たちが受け入れてくれるか不安もあったが、始めてみると話を聞いてくれる人が多かった」。若い女性を対象に撮影する「センガオ」は、当初はかなり苦労したという。「よく怪しまれていた（笑）。最近は、『モテコ知ってる』と言ってもらうことも増え撮影しやすくなった」

　発行部数は当初から変わらないが、ページ数は創刊号の倍ほどに増えた。「他の地域と比べて、アンケートに温かい言葉が多く、励みになっている」と荒井さん。「今後は、新しい特集や企画、イベントなども行っていければ。これからも飽きの来ない誌面づくりを心掛けたい」とも。

　A4判、104ページ。発行部数は10万部。