松本市美術館(松本市中央4、TEL 0263-39-3400)1階の子ども創作館・情報交流館で現在、松本平を中心に活動している作家グループ・ARTマーブルによる企画展「第11回ARTマーブル展」が開催されている。
同グループは1999年に結成し、1~2年に1度のペースで企画展を開催。現在は12人のメンバーが活動している。同展では、赤羽佳代子さん(写真)、岸田立子さん(ミクストメディア)、佐々木純子さん(筆アート)、杉浦加津美さん(洋画)、中川美綾子さん(水彩画)、なかたれいこさん(ペン&アクリル画)の6人が、約40点を出品。淡い色合いの花や花火をモチーフにしたもの、詩や写真と組み合わせたものなど多彩な作品が並ぶ。
「これまでは毎回テーマを設けていたが、今回は『楽しむ気持ち』を大事にした」(代表の杉浦さん)といい、テーマを設けずに各自が制作した。「前回が10回目だったので、そこで一区切りして、原点回帰で臨んだ」。各自のジャンルと離れ、共通素材として紙粘土を使った作品も展示する。
作品は作家ごとではなくランダムに展示。毎回、会期前日に搬入してからレイアウトを決めるという。「ジャンルも大きさも違うので、作品が全てそろったときが一番ワクワクする」と杉浦さん。今回は動きが出るように工夫を施した。
「美術館での展示も初めてだったので、新たな気持ちで取り組めた」と話し、「今後もこのペースで制作と展示を続けていければ」とも。
開館時間は10時~17時(最終日は16時まで)。入場無料。10月25日まで。