十五夜に合わせて松本城本丸庭園を無料開放し、ライトアップされた松本城の夜景や茶席などを楽しむイベント「第16回 国宝松本城月見の宴（えん）」が現在、開催されている。

　期間中は通常17時の閉城時間を延長し、17時30分～20時30分の間、本丸庭園を無料開放（天守閣登閣は不可）。庭園内では、月見だんごなどの販売、月見櫓（やぐら）でのフルート、三曲（三味線や尺八など3種の楽器による合奏）、雅楽の演奏などが行われる。

　茶席（1席500円）は裏千家（～25日）、表千家（26日～28日）が担当する。「テントがあるので、雨の場合は雨宿りがてら寄っていただければ」と茶席スタッフ。

　同イベントは2000年に始まり、「春は夜桜、秋は月見。野外で過ごすのが気持ちの良い季節の恒例イベントとなってきている」と松本城管理事務所の大竹永明所長。「楽しみにしている市民の方も多い。観光客はもちろん、地元の方々にもぜひ足を運んでもらえれば」と来場を呼び掛ける。

　9月28日まで。期間中は松本城西側臨時駐車場を無料開放する（17時～21時）。問い合わせは松本城管理事務所（TEL 0263-32-2902）まで。