![木曽ヒノキを使用した一枚板のカウンター](https://images.keizai.biz/matsumoto_keizai/headline/1432111155_photo.jpg)
松本・島内の西友島内店のはす向かいにすし店「鮨いぬかい」(松本市島内、 TEL 0263-55-7457)が4月16日、オープンした。
店舗面積は約30坪、席数はカウンター=9席、部屋席=12~20席。部屋席はテーブル、小上がりのどちらでも対応できる。カウンターはムクの木曽ヒノキ、壁は土壁で仕上げ、品のある落ち着いた雰囲気。「料理はもちろんだが、空間づくりも意識したかった」と店主の犬飼将文さん。カウンターの一部分や、店内随所に配した木のしつらえは、犬飼さんの師匠が使っていたカウンターの木をもらったものだという。「いつか自分の店を出すときにと思い、ずっと大事にしまっていた」
魚は、独自ルートで全国各地から新鮮なものを仕入れる。「焼き物などもあるが、刺し身とすしに特化していきたい」と犬飼さん。メニューは「おきまり握り」(梅=2,000円、上=2,700円、特上=3,800円)、「刺身盛り合わせ」(2,000円~)のほか、握りなど。コース料理も予算に応じて5,000円から対応する。
犬飼さんは18歳のときにすし職人を目指して上京。東京で5年、静岡・清水で4年修業をした後、帰郷して父が営む「たんぼ鮨」で約10年、経験を積んだ。代替わりを機に100メートルほど東に移転し、店名も新たにオープン。「東京や、海辺の町と変わらない味を提供するには技術が必要。松本は海から遠いが、魚好きが多い」と犬飼さん。「すしは特別な日やお祝いの日に食べることが多い。だからこそ、おいしさと、それを味わう空間の両方を大切にしたい。本物志向のすしを楽しんでもらえれば」とも。
営業時間は11時30分~13時30分(金曜は前日予約のみ対応)、17時30分~21時30分(20時以降は予約のみ)。月曜定休。