松本山雅FCのJ1昇格を祝うパレードと昇格報告会が12月7日、松本市街地と松本城で行われ、詰め掛けた延べ約5万人(主催者発表)が祝った。
反町康治監督らスタッフは山雅のエンブレムなどが貼られたオープンカーに、選手は深志神社・天神祭の祭り舞台に乗り、松本郵便局前から松本城へ向かって通りをパレードした。通り沿いのビルにはアルウィンで使われているさまざまな横断幕が掛けられ、街全体でお祝いムードを演出。沿道からは「ありがとう」「おめでとう」といった声が飛び交い、監督や選手は笑顔で手を振って応じた。
報告会が行われた松本城本丸庭園では約7000人が会場を緑色に染め、監督や選手が登場すると一人一人をコールと声援、拍手で迎えた。反町監督は「天気が良くてよかった。松本城を前に報告会ができることをうれしく思う」とあいさつ。「来年は死力を尽くして頑張らなければいけない。ここにいる皆さんも、来られなかった皆さんも『愛をこめて』来年も叫んでいただきたい」と応援歌のフレーズを使って呼び掛けると、会場からは大きな歓声が上がった。
続いて選手会長の喜山康平選手にマイクが託されると、「皆さんの力と応援がなければ絶対に昇格できなかった。本当に1年間ありがとうございました」と真面目にあいさつした後、他の選手たちにインタビューを開始。「もう30歳なのでちゃんと話してほしい」と言われた玉林睦実選手は「皆さんから『ありがとう』と言われますが…(こちらこそ)本当に皆さんありがとうございました」とあいさつした後、「One Soul!Two Soul!」と発言。「それは失言。(2つになったら)まとまらない」とツッコミを入れられていた。
その後、天守閣にスタンバイしたカメラマンが、人さし指を掲げた「One Soul」ポーズで選手らと来場者を記念撮影。勝利時に歌う「勝利の街」と松本山雅コールで昇格を祝った。