松本・奈良井川沿いにおやき専門店「旬菜花」-旬の素材にこだわり

店内には常時10種類以上のおやきが。児玉さんのオススメは「やはり、旬のおやき」とのこと

店内には常時10種類以上のおやきが。児玉さんのオススメは「やはり、旬のおやき」とのこと

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 松本市の奈良井川沿いに4月26日、おやき専門店「おやき工房 旬菜花(しゅんさいか)」(南原2、TEL 0263-50-7030)がオープンした。

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 同店では、毎朝手作りする10~13種類のおやきを販売。具材には野沢菜、なす、きんぴらごぼうなどの定番と、旬の野菜や山菜を使ったものを用意する。現在は「こごみ」「いたどり」「アスパラ」などが店頭に並ぶ。おやきの皮にもバリエーションをつけ、国産の小麦粉を使ったうす皮タイプの「信濃おやき」、ふっくらした皮の「ふっくらおやき」、長野県産の小麦粉を使った「地粉おやき」の3種類を提供する。

 店長の児玉真木子さんは「いろんな種類があった方が、毎日来ても楽しんでもらえると思って…」と話す。店内には使用している山菜の写真や説明も掲示。どのような山菜が使われているのか身近に感じてもらえるように工夫したという。

 児玉さんの母親が、勤めていた郷土食の卸の会社を今年の2月に退職したことが開業のきっかけ。それまでのおやきの生地や具材の研究を生かし、「母が作り、娘が店で売る」ことになった。「おやきは毎朝、母が80~150個ほど作る。なるべく添加物を使わず、有機のものを使うようにしているのがこだわり」と児玉さん。材料も国産のものにこだわっているという。

 開業当初はどのような方法で売るのがいいのか悩んだこともあったが、試行錯誤して現在の好みのものを取る形式にした。毎月1日を「お客様感謝デー」とし、500円以上購入するとおやきを1つプレゼントするなど、「自分がお客さんだったら、うれしいと思う」(児玉さん)企画を利用客の目線で考えているという。具材や生地などの準備が大変だったり、具と皮のバランスなど難しい面があったりもするが「1度来てくれたお客さんがまた来てくれるとうれしい。いろんな味が楽しめるようにこれからも旬のおやきをいろいろ作っていきたい」(同)とも。

 営業時間は9時30分~。売り切れ次第終了。木曜定休。

おやき工房 旬菜花

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