松本市美術館(松本市中央4、TEL 0263-39-3400)で今月、映画を楽しむイベント「Cinema+Museum」が行われる。
国内外の芸術家を描いた4作品を5日間にわたって上映する。作品は、日本近代美術の父といわれる岡倉天心の葛藤と創作の日々を描いた「天心」(2013年、日本)、アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた「キューティー&ボクサー」(2013年、アメリカ)、画家・ゴッホの生涯を描いた「ヴァン・ゴッホ」(1991年、フランス)、老彫刻家が少女と出会い創作意欲を取り戻す「ふたりのアトリエ~ある彫刻家とモデル」(2012年、スペイン)。
8日には、子ども向けのワークショップを開催。少年と風船の友情を描いた「赤い風船」を鑑賞した後、アニメーションを作って絵が動く仕組みを体感する。
同イベントは、同館とNPO法人「コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト」の共催。作品を通して美術に理解を深めるきっかけになればと企画したという。「アートを切り口に、さまざまな作品を上映する。幅広い世代に楽しんでほしい」と同館学芸員の堀井真美さん。「遅い時間からの上映もあるので、仕事帰りに足を運んでもらえれば」とも。
上映は14日・15日・16日、21日・22日。タイムテーブルは同NPOのホームページで確認できる。料金は、前売り=1,400円、2作品セット券=2,600円。当日一般=1,800円、学生=1,400円、中学生以下=1,000円、2作品セット券=2,800円。8日のワークショップは13時~17時、参加費は500円。