映画「神様のカルテ2」が松本シネマに認定され、2月19日、松本市役所(松本市丸の内)で認定式が行われた。
松本シネマ認定制度は、松本にゆかりのある題材をテーマにした作品や、松本を舞台にした映画、市内でロケを行った作品の中から、観光振興への貢献が期待される映画作品を認定し、表彰するもの。第1号は「岳-ガク-」(2011年)、第2号は「神様のカルテ」(同)が認定され、同作が3号目となる。
同作は、3組の夫婦が心をつなぐ新たな感動作品で、前作同様、主演は櫻井翔さん、宮﨑あおいさんら。撮影は昨年1月から2月まで行われ、美ヶ原高原・弘法山古墳・田川河川敷など、市内の風景が多数登場する。市は同作を「松本でロケを行った作品で、市の観光振興への貢献が期待される」と評価。ラッピングバスの運行や、首都圏の駅や電車内に広告を設けるなどしてPRにも力を入れる。
認定式では菅谷昭松本市長が、同作の澁澤匡哉プロデューサーに認定証を授与。試写会で鑑賞した菅谷市長は、自身の医師の経験を振り返り、「自分の若いころを思い出した」という。「地域医療について考えさせられる作品。特に医学部の学生に見てほしい」とも。澁澤プロデューサーは「人生について考える要素もあり、幅広い層に響く作品となった。松本のいろいろな風景と共に多くの人に楽しんでほしい」と呼び掛けた。
同作は3月21日から松本シネマライツ(高宮中)、アイシティシネマ(東筑摩郡山形村)など、全国一斉公開される。