国宝松本城(松本市丸の内、TEL 0263-32-2902)で、ライトアップされた天守閣と桜を楽しむ「松本城夜桜会」が本丸庭園を夜間無料開放して行われている。
2000年にミレニアム記念で始まった同会は今年で9回目。松本城には本丸庭園、松本城公園をはじめ、外堀、総堀沿いを合わせて300本もの桜があり、そのうち約200本がソメイヨシノ。昭和32年から行われた史跡整備事業の際に植えられたもので、樹齢は50年を超える。
今年から松本測候所が廃止されたことで、日程を長野気象台が出す長野市の開花予報日の3日後から8日間とした。今年は13日からの開催、15日には桜も満開となった。
期間中は天守閣を除く本丸庭園を無料開放するほか、月見櫓(つきみやぐら)から雅楽やフルートの演奏、花見団子や豚汁の販売も行われている。外堀沿いでは「光の回廊」として、期間中、桜並木を70基の照明でライトアップしている。
松本城管理事務所では8日間の期間中、3万人の来場を見込んでおり、「日が落ちてからは冷え込むので、ぜひ暖かい格好で」と話す。
本丸庭園の無料開放は17時30分~20時30分。ライトアップは22時まで。期間中は松本城西の臨時駐車場を17時30分から21時まで無料開放している。4月20日まで。
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