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松本でクリスマスコンフィチュールのワークショップ-ドライフルーツ使い

講師の蒔田さん(写真左)が材料について説明する様子

講師の蒔田さん(写真左)が材料について説明する様子

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 松本市中央公民館・Mウイング(松本市中央1)で12月14日、ワークショップ「クリスマスのコンフィチュールを作ろう」が行われた。主催はクラフトのまち・まつもと実行委員会。

完成したクリスマスのコンフィチュール

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 講師は、オリジナルジャムブランド「Chez Momo(シェモモ)」の販売をメーンとするカフェ「Momo cafe(モモカフェ)」(大手4)を営む蒔田友之さん。フランス・アルザス地方などでクリスマスの時期に作られる、ドライフルーツやナッツを練り込んだお菓子「ベラベッカ」のレシピをジャムにアレンジしたものを紹介した。

 蒔田さんが用意したのは、イチジク、アプリコット、レーズンなどのドライフルーツと、アーモンドなどナッツ、合わせて10種類。参加者はそれぞれ1~2種類の材料を担当して刻んでいき、少しずつ素材を味見しながら切り終えると、各自材料を計って合わせていく。そこへ数種類のスパイスを加え、かりんジュースを入れて、準備が完了した。

 続いて、材料を鍋に入れ、しばらくしたらグラニュー糖を加えて強火で煮る。焦げないようにかき混ぜているうちに、透明感が出て、とろみがついてくる。それぞれの鍋を見ながら「もう少し」「火を止めて」と声を掛ける蒔田さん。熱いうちに瓶に詰め、ラベルを貼り、ラッピングをしてコンフィチュールが完成した。

 最後は、蒔田さんが用意したスコーンと一緒に、できたばかりのコンフィチュールを試食。「他にはなかなかない味」「スパイスが利いていておいしい」との声が聞かれた。「いろいろなものが入っているので、(同じ瓶でも)食べるところによって違う味が楽しめる」と蒔田さん。用意した材料についての質問が上がり、レモンピールやオレンジピール、かりんジュースの作り方の説明も行った。「材料やスパイスの配合を変えても大丈夫。自分好みのレシピを作ってみてほしい」と蒔田さん。参加者はメモを取りながら熱心に聞いていた。

 クラフトを通じて松本のまちづくりを進めることを目的とする同委員会。同ワークショップはその一環として昨年度から開催している。今後もワークショップを開催していく予定。詳細はクラフト情報サイト「まつもとクラフトナビ」で確認できる。

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