信州大学の学生有志が5月7日、同大学の学生を対象としたアルバイト情報サイト「Beit Book(バイトブック)」を開設した。
信大生をターゲットに、学生向けのアルバイト募集やイベントなどの情報を主に掲載する同サイト。情報ページには、アルバイトをしている信大生からのコメントや、信大生が何人働いているかなども掲載。ウェブ以外でも、ツイッターや週1回発行するメールマガジンで情報を配信する。携帯やスマートフォンにも対応。
現在、学生有志3人が運営する。「同世代の友人や、違う世代の町の人たちとの会話がきっかけになった」と同大経済学部3年の田畑亮さん。「信大生が町に出てこない」という声に対して、「町で遊ぶにはお金がかかる」という友人に、「だったら、働けばいいじゃん」と話したことが発端に。「それは、たわいない会話だったが、町に出るきっかけになるのであれば、どんなことでもいいのではないかと思った。バイトに行くとか、友達がバイトをしている店に行くとか、そこからつながっていくものがあるはず」と振り返る。4月から準備を進め、サイト制作は知り合いに依頼して公開にこぎ着けた。
まだ情報は少ないが、今後、ウェブ上やツイッターなどでもバイト情報を募集し、情報の充実を図る。「学生がしたいことや欲しいものなど、『バイトをしよう』と思えるような情報を、動画などでも発信していきたい」と田畑さん。「もちろんバイトが全てではない。町や人とつながることが大切。充実した学生生活を送るためのヒントになれば」とも。