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「松本BARストーリー」発行-15店を舞台にしたエピソードが冊子に

完成した冊子を手にする林さん

完成した冊子を手にする林さん

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 日本バーテンダー協会長野支部が2月、松本のバーを舞台にした短編の物語をつづった冊子「松本BARストーリー」を発行した。

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 2004年から企画・制作している松本のバーのガイドブック「信州松本バー紀行」の第4弾。「これまでのガイドブックとは少し趣が違うものを」と企画し、市内のバー15店を取材。各店を舞台にして描いたエピソード15編を収録する。昨年秋にはストーリーを朗読する「声のドラマ」が地元テレビ局でも放送された。

 「バーに行ったことがない方でも、常連の方でも楽しめるすてきなエピソードばかり」と同支部長で「メインバー コート」(松本市中央2)オーナーの林幸一さん。「バーは何となく敷居が高い…と思っている方にとって、足を運ぶきっかけになれば」と期待を寄せる。

 発行部数は1万部。1冊300円で販売し、そのうち100円は東日本大震災の義援金として、市内の料理人でつくる「炊き出し機動部隊みらい」へ寄付する。「以前、一緒に陸前高田市の炊き出しに参加した。直接、すぐに使ってもらえるところに寄付したいと思った」。同店でも震災後、募金箱の設置や宮城県で作られている「宮城峡」を提供し、売り上げの一部を義援金に充てるなどの支援を継続して行ってきた。「街のみんなを元気にしていくことがバーテンダーの仕事」と林さん。

 今月19日には、ホテルブエナビスタ(本庄1)で、完成披露パーティーを開く。「これまでとはちょっと違う冊子になったので、せっかくだから皆さんにご覧いただく機会を設けたかった」という。当日は15店のマスターがカクテルを作り、テレビの映像も流す予定。冊子の販売も行う。

 冊子は同協会加盟店、観光案内所などで販売する。パーティーの会費は8,000円。チケットは事務局(TEL 0263-34-7133、17時~)まで。

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