松本市の瑞松寺(ずいしょうじ)(松本市中央3、TEL 0263-33-8815)で2月20日、「第385回松本落語会」が行われた。
「松本落語会」は1973年に第1回目が行われてから35年間、月1回のペースで開催されており、今回が385回目。第101回目からは主に瑞松寺で行われるようになった。
1回目からずっと勧進元を務める大島啓愛(よしのり)さんは「昔に比べると交通の便がよくなり、(落語家が)短時間で松本に来ることができるようになった。でも、こちらから積極的に働きかけていかないとだめ」と言う。35年間、多くの落語家を見てきた大島さんは、観客が新しい落語家を望んでいると感じている。「師匠のまねばかりではなく、古典芸能の必要なところを持って生まれてきていると感じるような人もいる。新しい人の話も聞いて、『こういう演出もあるのか』と思ってもらえれば」とも。
今回は、柳家三三さんと橘家圓太郎さんを迎えて、「初天神」「五目講釈」(柳家さん)、「強飯女郎買」「浮世床」(橘家さん)の4席が披露された。最後の「五目講釈」では、時事ネタも織り交ぜた「講釈」に会場からは大きな笑い声が上がった。
「松本だけではなく、波田や山形の人たちにも話を聴かせて笑わせたい。笑っていかないと損だよ」という大島さんは、現在73歳。「まだまだこれからも実りのある落語会を続けていきたい」とも。
次回の「松本落語会」は3月7日。梓川テプコ館と瑞松寺で行う。
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