NPO法人「コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト」は1月9日、新年上映会「映画を巡るエトセトラ」を松本市中央公民館・Mウイング(松本市中央1)で開催する。
「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」(2010年、フランス)はフランス映画を一変させ、映画史を塗り替えたといわれるジャン=リュック・ゴダールとフランソワ・トリュフォーの友情を追ったドキュメンタリー。映画美学校を舞台に映画監督の狂気の撮影現場に迫る「死ね!死ね!シネマ」(2011年、日本)、卒業制作映画の監督に抜てきされたヒロインが、女優の過酷な要求により次第に崩壊していく「旧支配者のキャロル」(2011年、日本)など、映画をテーマにした3作品を上映する。
「死ね!死ね!シネマ」の篠崎誠監督と「旧支配者のキャロル」の高橋洋監督の対談も予定。篠崎監督とは旧知の仲だという同NPO理事長の宮崎善文さんは「恐らく、映画についての対談になると思うが、内容はまだ決めていない(笑)。監督同士もよく知る仲なので、ざっくばらんな対談になるのでは」と話す。
「『ヌーヴェルヴァーグ』をはじめ、3作品ともちょっと『濃い』映画。映画好きの人はもちろん、これから映画を知りたいという人も楽しめるはず」とも。
「ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー」は11時~、16時30分~。料金は、前売り=1,400円、当日一般=1,800円、学生=1,400円。「旧支配者のキャロル」は13時~、「死ね!死ね!シネマ」は14時~。一般=1,000円、学生=800円(当日のみ)。3作品セット券は、一般=3,000円、学生=2,500円。各回入れ替え制。両監督の対談は15時15分からで、3作品のうちいずれかの鑑賞で入場できる。