ツボ押しの「癒し処(いやしどころ)倉田屋」(本店=松本市中央2、TEL 0263-32-5856)が塩尻市のショッピングセンター「ギャザ」内に2月1日、3店舗目となる「癒し処倉田屋ギャザ店」(塩尻市広丘野村、TEL 0263-53-4717)をオープンした。
同店は「もむ」「さする」マッサージではなく、全体の90%が「ツボ押し」である点が特徴。施術する側は体力を使う方法だが、体中の「ツボ」を押すことにこだわった。また、それを端的に伝えるため、ギャザ店オープンを機に全店舗を「マッサージ処」から「癒し処」に変更し、一目でわかるように「ツボ押し」のイラストを取り入れた。
代表の倉田敦さんは会計事務所勤務後、脱サラで上京し、ハリ、灸(きゅう)、マッサージを学び国家資格を取得。松本に戻り温泉施設などで修行をして経験を積んだ。2004年に松本商工会議所が創業支援のために募集しているチャレンジショップに応募し、その1区画に開店。同年7月に現在の本店の場所で独立開業を果たした。その間、松本市主催の「松本商人大学」にも参加、異業種若手経営者との交流を通じて経営・営業を学び、ショッピングセンター「カタクラモール」内に2号店を出店。2007年10月からは、人材育成としてツボ押しやアロマセラピーの療法師、セラピストの養成スクールも開校した。定員2人の少人数限定で指導を行っている。
「資格取得のための勉強をしていたときは厳しい生活だったが、20代のうちに独立、開業したかったので頑張れた」と振り返る倉田さん。「ゼロからのスタートで自分にはプレッシャーもない。どこまでできるか自分を試したい」と同店のチェーン店化を目指す。「ギャザ店はショッピングセンターの中なので、買い物ついでに寄ってもらえれば。パソコンをよく使って目、肩、腰が疲れている人に効くツボ押しもあるのでぜひ」とも。
営業時間は10時~19時(受付終了時間)。