見る・遊ぶ

安曇野でそばちょこのアート展-陶器・ガラス・漆芸など53人が出展

53人の工芸作家の作品が並ぶ

53人の工芸作家の作品が並ぶ

  • 0

  •  

 安曇野市の「穂高交流学習センター みらい」(安曇野市穂高、TEL 0263-81-3111)で現在、53人の工芸作家による「そば猪口(ちょこ)アート展」が開催されている。

[広告]

 県内外の工芸作家がそれぞれ1~2点ずつ出品。陶磁器をはじめ、漆芸、金工、木工、ガラス、七宝など、さまざまな素材や技法で作られたそばちょこが並ぶ。

 デザインは、作家の個性が出たものばかり。守屋康平さんが出展するのは、スズ製で「プチプチ」をモチーフにしたユニークな作品。木下五郎さんは古代の青銅器を思わせるデザインのものを展示する。同展実行委員長の三田村有純さんは、内側に金粉で蒔絵(まきえ)を施した漆のそばちょこを出品。外側は、彫った木の跡が上から塗られた漆に浮かび、使い込んだような味を出している。

 市内で「小口硝子工房」を営むガラス作家の小口宗之さんと綾さんは夫婦で出展。宗之さんは白と青の流線が縦に入った作品を、綾さんは全体に気泡が入り、アクセントにほんのりと色がかかった作品を展示する。同じく市内で制作活動を行う金属造形作家の中嶋明希さんは、そばの実をイメージしたというチタン製の三角形の作品。シンプルな形で持ちやすさも考えたという。

 「安曇野からそばに関する文化を発信しよう」と企画された同展。「安曇野高橋節郎記念美術館」(穂高)で10月5日~25日まで開催し、同所は2カ所目となる。「同じそばちょこでも、さまざまな技法のものを見られるので面白いという声を頂いた」と、事務局を務める安曇野ブランド推進室担当者は話す。

 開催時間は9時~21時30分。木曜休館。問い合わせは安曇野ブランド推進室(TEL 0263-82-3131)まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース