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松経インタビュー☆Match2011-08-13

松本の美容室

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「松本には美容室が多い」という声をときどき聞く。街中でも郊外でも、「ちょっとおしゃれな」建物だと思うと美容室だった、ということはきっと誰にでも経験があるだろう。
今回の「松経インタビュー☆Match」では、オープンして数カ月から1年ちょっとという新しい美容室を特集する。

■シンプルに、どんな人でも気軽に入れる美容室に
「RED SALON(レッドサロン)」
代表 近藤光由さん(30) 美容師歴:約10年

駅前大通り沿い、松本市美術館の向かいに今年4月にオープンした「RED SALON」。ガラス張りの店内は一見シンプルでいて、しかし細部には近藤さんのこだわりがうかがえる。「シンプルに、どんな年代でも気軽に足を運べるような店にしたい」という近藤さんに話を聞いた。

―近藤さんは、いつごろから美容師になろうと?
美容室に行き始めた…中学3年生のころですね。「あそこの美容室がいい」とか聞いて、いろいろな店へ行っていました。出身は安曇野市豊科ですが、高校が松本だったこともあって、松本の美容室によく行きました。たぶん、美容師さんとのやりとりが楽しかったからなのかもしれません。高校時代、親でもない、学校の先生でもない大人と会話できる場所って、ほかにはあまりなかったですから。

―キャリアはどのくらいになりますか?
高校卒業後に上京して、夜間の専門学校に行きながら働き始めました。そこからカウントすれば…10年以上ですね。専門学校を出た後、戻ってきて松本の美容室にしばらく勤めましたが、やはりもう少し基礎をしっかり学びたいと思って、また東京に戻りました。「ACQUA(アクア)」で5年ほど働いて、その間、メークの学校にも通いました。そこではヘア&メークアップアーティストの風間義則さんやMichou.(ミッシュ)さんに教わって、現場もいろいろ見せてもらって、勉強になりました。 卒業してからも、美容師として働きながら風間さんのチームでショーやコレクションの仕事をさせてもらいましたし。ヘアとメークのトータルバランスについて、現場で学ぶことができました。

―それからまた、戻ってきて開業を。
自分の店を持つなら地元がいいと思いました。あまり構えずに、松本ならではの美容室を作りたいと思って。2年ほど前から、内装などは友人の手を借りたりしつつ、できる限り自分たちで準備を進めました。

―店名には何か意味が?
店名は分かりやすい名前がいいと思って…色だと覚えやすいと思って「RED」と付けました。「赤」自体にはあまり意味はないです(笑)。

「RED SALON」店内―どんな美容室にしていきたいですか?
あれもこれもとサービスをするのではなく、シンプルにいきたいと思っています。その人に合わせた必要なものをそっと差し出せるような…。どんな年代の方でも気軽に入ることができる「普通の美容室」、カフェのように居心地のいい美容室にしたいですね。友達に聞かれたら「高い、安いの中間」って言える感じの。松本は、自分が昔から馴染んでいる街なのであまり構えるようなものにはしたくないという気持ちが大きいです。

―お勧めのものや、得意なスタイリングなどはありますか?
「ミルクパーマ」がお勧めです。弱酸性のパーマ液なので、広がったりきしんだりせず、パーマをかけたのに髪が柔らかくなります。
得意なスタイリングというよりは、僕は全てにおいてのバランスが大切だと考えているので…お客さんにも、その人に合っているものを勧めて、納得していただくことが一番大事だと思います。本当の意味で落とし込むというか。この仕事は、オーダーメードですから。

RED SALON
松本市埋橋1-1-4 TEL:0263-88-6241
営業時間 10:00~20:00(日曜は~19:00) 月曜定休

■一人ひとりに丁寧に、自分も納得しながら接していきたい
「AKuBii(アクビー)」
代表 北條速人さん(31) 美容師歴:約10年

松本中央郵便局の隣のビル2階に昨年11月にオープンした「AKuBii」。前店の内装はそのままに、好きなものをディスプレーした店内にはレコードプレーヤーも。「ファッションも音楽も好き。いろいろなものを吸収したいし、それも美容師の仕事の一つ」という北條さんに話を聞いた。

―北條さんが美容師になろうと思ったきっかけは?
特にきっかけというものはないですが…中学生ごろには思い始めた気がします。伯父が美容師だったので、何となく身近に感じていたのかもしれません。中学・高校とバレーボール部だったんですが、体育館で友達の髪を遊びで切ったりしていました。そのころから美容室にも行っていましたし。高校を卒業して、その後、松本の美容室でアシスタントとして働きながら通信過程で学んで、資格を取りました。

「AKuBii」店内―いつかは独立しようと?
この場所は以前、洋服店だったんですが、そこのオーナーと知り合いで、3年ほど前に一度、声をかけてもらったことがあったんです。それまでも、「いずれは独立して…」という思いはありましたが、それがきっかけで具体的に考えるようになって。「30までに自分の店を持ちたい」と思うようになりました。

―ちょうど夢を叶えた感じですね。北條さんの出身は松本ですか?
いえ、高校までは上田にいました。高校時代の友人が松本で働いていて。友人というか、良きライバルというか。それで何となく松本に来たんですが(笑)。
でも、松本はいい街ですよね。いろいろな場所で、いろいろな人たちが松本を盛り上げようと頑張っているのが伝わってくる。松本で仕事ができて良かったと思っています。

「AKuBii」代表の北條速人さん―開業して、改めて感じることはありますか?
「技術者」でもあるけど、「経営者」としても考えていかなければならないな…という感じです。でも、あまり「経営者」の面ばかりでも嫌ですし。難しいですけどね、そこは。一美容師としてありたいんですが…そうも言っていられないですね。今後の課題です。
今は一人でやっているので、よく、「(シャンプーからカット、パーマまで)全部一人だと大変でしょう?」と言われますが、それはあまり感じません。大変といえば大変ですけど…全て、自分でできることに満足感があります。お客さまに対して、一人ひとりに丁寧に、自分が納得できるように接していきたいですね。

―得意なメニューなどはありますか?
どれも好きですが…カットですかね。個人的にも女の子のショートカットが好きなので(笑)。それぞれに似合う微妙な長さがあるので、それを見つけながら。もちろん技術があってのことですが、技術志向というよりは、全体のデザインが大事だと思っています。

―どんな美容室にしていきたいですか?
仕事だけではなく、遊びも兼ねてですが、月に1~2度は東京に足を運び、美容室で髪を切ってもらったり、ヘアショーを観に行ったりしています。いろいろなものを見て、いろいろなものを吸収して、新しいものを取り入れようと心がけているので、それをお客さまの要望に合うかたちで上手く提供していければ。
一人でやっている、こじんまりとした店ですが、お客さまに喜んでもらえると「ああ、これでいいんだな」ってうれしく思います。

AKuBii
松本市中央2-6-1 2F TEL:0263-88-5238
営業時間 10:00~20:00 月曜定休

■目指すは「松本発」のブランドとして発信していく美容室
「BELPA(ベルパ)」
代表 高橋亮太朗さん(34) 美容師歴:15年

女鳥羽川沿いで40年近く営業してきた美容室「ベルパーム」が、昨年5月に「BELPA」としてリニューアルオープン。「ただ家業を継ぐのではなく、一つの独立したブランドとしてやっていくために名前を変えて再出発した」という。現在、松本と東京の2カ所でサロンワークを両立している高橋さんに話を聞いた。

「BELPA」店内―美容師を目指したのはご家族の影響が強いですか?
そうですね。東京の美容専門学校を卒業してそのまま東京のサロンに入ったので、15年間ずっと東京で働いてきました。松本でやっていきたいという思いはありましたが、東京には情報や商品などを含めて「鮮度の良いもの」がたくさんある。その中で、松本に帰って継ぐか、このまま東京で働くかで迷いはありました。

―そこで高橋さんは「両方」という選択をしたわけですね。
はい。松本と東京、どちらの人たちにも恩返しがしたいと思ったので。それに、松本を東京とつなぐことで新しい空気を入れ込むことができると思ったんです。幸い、お客さんにもスタッフにも恵まれていたのでこの状態でやらせてもらえています。高速道路が割引料金なのを利用して、東京から観光がてら来てくれるお客さんもいて…。本当にありがたいです。

「BELPA」代表の高橋亮太朗さん―得意な施術メニューはありますか?
ボブとショートのスタイル作りですね。ショートカットは美容師の技術力とセンスが最も問われると僕は思っています。ショートにしたときに「BELPAで切ったでしょ」と言われるようになればいいですね。
ヘアケアにも自信があります。コンディショニング剤が多めに入ったカラー剤や、パーマ剤も厳選したものを使っています。東京では商品開発にも携わっていたので、サラサラ感やつや感が長続きするように工夫したオリジナルの調合もしています。
メーキャップもウリにしているメニューです。透明感や立体感など見え方を大切にして、ヘアとメークを通じたトータルコーディネートを突き詰めていきたいです。

―オープンして約1年ですが、どんなことを感じていますか?
別の職業の人と一緒に仕事する機会があり、人と人とのつながりを再確認しました。「BELPA」もそんな存在になりたいですね。

―どんな美容室にしていきたいですか?
基本的な技術やサービスなどをコツコツやる「古き良きもの」と、流行やオリジナル性などの「新しいこと」の両面を大切にするサロンにしたいです。お客さんの期待を読み取ってかなえる、「任せて大丈夫」と思ってもらえる店にしたいです。
松本は美容室が多い街なので、その中でやり続けていくことは厳しいことだと思いますが、アットホームで幅広い世代のお客さんに必要とされる店にしていきたいですね。

―目標はありますか?
「松本発のブランド」として中心エリア(東京など)に発信していきたいです。まずは「松本発」と言えるまで成熟させて、必要としてもらえるようなサロンにすることが目標ですね。中心エリアと松本の架け橋になれるようなサロンを目指します。

BELPA
松本市大手2-1-1 TEL:0263-33-1107
営業時間 平日=11:00~21:00、土曜・日曜・祝日=10:00~19:00 火曜・第3水曜定休
http://belpa.jp/

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