松本城大手門駐車場1階に6月10日、紅茶カフェ「ティー・ア・ラ・モード」(松本市大手3、TEL 0263-88-2733)がオープンした。
店舗面積は約22坪。客席はテーブルをメーンに、ソファ、スタンディング合わせて約30席。メニューはテークアウトも可能。「スターバックスやタリーズなどのコーヒーを楽しめる店のように、紅茶を気軽に楽しめる店」とオーナーの塚田多治比さん。
紅茶メニューは、紅茶専用のエスプレッソマシンを使って提供する。「ストレート」(トールサイズ340円)、「ミルクティー」(同360円)をはじめ、リンゴ・レモン・オレンジ・ストロベリーの4種類から選べる「フルーツティー」、豆乳と合わせた「ソイミルクティー」、カルピスと合わせた「カルピスティー」(以上、同370円)など紅茶メニューは10種類以上。シーズンメニューも用意し、現在は「アップルシナモンティー」(同380円)と「オレンジティーソーダ」(同390円)を提供する。ほかに、コーヒーやジュースなどのドリンクや、スイーツ、サンドイッチなども。
紅茶専用のエスプレッソマシンは、コーヒーマシンメーカーのWMFジャパン(東京都港区)と塚田さんが共同開発したもので、同店のものが一号機。紅茶は蒸らすことでうま味やコクが出るため、コーヒー用のエスプレッソマシンでは本来の紅茶のおいしさを引き出すことができなかったという。「ポイントは『蒸らし』『圧』『フィルター』『茶葉』の4つ。全てがバランスよくそろって、濃厚でおいしいエスプレッソティーができる」と塚田さん。「誰でも同じ味を出せること」「2分ほどで商品を提供できること」も考慮しながら開発を進めてきた。「(紅茶としては)邪道と思われるかも、という不安もあったが、お客さまに満足していただけているのでうれしい。これから、ドリンクやフードメニューをもっと充実させていきたい」。
「いつか地元に貢献できるようなビジネスを立ち上げたい」と思っていたという塚田さん。コーヒーショップを利用する中で、「紅茶でもこういう店があれば」と思い、脱サラ後、事業を立ち上げた。「スターバックスがシアトルで開業して『シアトルカフェ』と呼ばれたように、ここから全国へ広げていきたい。このスタイルが『マツモトカフェ』と呼ばれるように」と意気込む。
営業時間は7時~19時(土曜・日曜・祝日は10時~)。