松本市美術館(松本市中央4、TEL 0263-39-3400)で夏至の6月22日、「美術館のキャンドル・ナイト」が行われた。
同館とエコネットまつもとが主催して行う夏至の日のキャンドルナイトは今年で5回目。中庭・前庭で合わせて約500個のキャンドルを点灯。6月4日に同館で行われたワークショップ「キャンドルのすてきな容器作り」で小学生が作った蜜ろうのキャンドルとキャンドルホルダーも展示し、一緒に火をともした。
館内では「エコライフトーク」も行われ、省エネアドバイザー・宮野秀夫さんが地球温暖化の仕組みや家電・自動車の効果的な使い方などを説明した。「今年は環境省の『CO2削減・ライトダウンキャンペーン』のスタートと重なったので、省エネをテーマにした講演を行うことにした」と松本市市民環境部・環境政策課の金山博文さん。「今年は『節電の夏』となるので、参考になれば」と話す。
辺りが暗くなったころから、中庭ではライブがスタート。松本市出身のシンガー・ソングライター・でしコさんと、アコースティック男性デュオ「ハーモ☆デュエ」が演奏を披露。20時にはカウントダウンとともに同館の電気が消え、キャンドルに照らされた中庭はより幻想的な雰囲気に包まれた。水に足をつける子どもや、キャンドルを撮影する学生など、芝生に座って思い思いにゆったりと楽しむ人の姿が見られた。