松本市の「ようさん工房」(松本市中央3、TEL 090-6567-6853)で現在、松本を拠点に活動する女性作家6人による作品展「おしゃれPomPom(ポムポム)」が開催されている。
メンバーは、金井三和さん(陶作品)、百瀬裕子さん(写真)、田路恭子さん(革・布小物)、百瀬陽子さん(布作品)、小沢夏美さん(絵)、梅川茜さん(紙作品)。昨年11月に石川県金沢市のギャラリーで開催した作品展をきっかけに結成した。6人のユニット名は「PomPom」。フランス語で「Pom」は「リンゴ」を意味し、長野からリンゴを連想して名付けたという。
100点以上の作品を展示する同展。梅川さんはブローチやネックレス、ピアスなど紙製のアクセサリーを出品。小沢さんはいつもの作風とは少し変化を付け、「こんな布があったらいいな」と思いながら描いた作品を展示する。金井さんはオーブンで焼ける粘土を使って作ったアクセサリーを、田路さんは刺しゅうや焼き印を施した革製ブレスレットなどを制作した。
百瀬裕子さんと百瀬陽子さんは姉妹で参加。姉の裕子さんは、花や空などの写真をリボン形に折ったちょうネクタイと、ちょうネクタイを着けた人のポートレート写真などを展示。「ほかのメンバーは『物』を作っているので、自分も『物』として何か作りたかった」と裕子さん。妹の陽子さんは「休日のリラックスした中でもおしゃれを楽しんでほしい」と、ノンワイヤのブラジャーとパンツのセットを作った。生地はカラフルなものから白をベースにしたシンプルなものまでさまざま。
「金沢で開催したときは『鳥』をテーマにしたが、それぞれがイメージすることを形にできたらと思い、『おしゃれ』というテーマにした」と裕子さん。「『力の抜けたおしゃれもどうですか?』という提案ができたら」とも。
作品は全て販売も行う。紙製アクセサリー=1,200円~、絵画=7,000円~、オーブン粘土のアクセサリー=800円~、革製ブレスレット=2,100円~、写真の蝶ネクタイ=700円、下着セット=4,500円など。
営業時間は11時~19時(最終日は17時まで)。火曜~木曜定休。入場無料。6月27日まで。25日にはブラジャー制作のワークショップも行う(参加費2,000円、要予約)。問い合わせは同店まで。