松本・大手に2月4日、洋食料理店「お酒の飲める洋食屋さん けんすけ」(松本市大手4、TEL 0263-32-4051)がオープンした。
店舗面積は約15坪。席数はカウンター、テーブル合わせて24席。同店は、本町通りのタイラ中央ビル地下で昨年12月まで営業していたカレー&ダイニングバー「Spicy Soul(スパイシーソウル)」が移転したもの。前店は地下で隠れ家的な雰囲気があったが、移転を機にポップで明るい雰囲気にイメージを変えた。グリーンとオレンジをポイントにし、60~70年代のアメリカの雑貨や絵などを飾る。
「通り沿いなので、ぱっと目に入るような明るい店にしたいと思った。ディスプレーは自分の好きなものを集めた。だったら店名も自分の名前がいいかな、と」と店長の栖原研介さん。「まだちょっと慣れなくて電話に出るときは少し恥ずかしい(笑)」と話す。
前店で人気だったカレーは引き続き提供する。「和キーマカレー」(880円)、「自家製ベーコンとキャベツのスープカレー」(1,000円)などのカレーに加え、「ロコモコ」(850円)などカレー以外のものメニューも新たに追加。ランチタイムにはスープと小鉢が付く。
アルコールは30種類以上を用意し、ディナータイムには一品料理も提供。「自家製オイルサーディン(冷製・温製)」(580円)、「鶏の山賊焼き 野菜のピリ辛ソース」(680円)、地元産の野菜を使った「信州野菜の盛り合わせ バーニャカウダソース」「安曇野産 無農薬野菜のグリーンサラダ」(以上600円)など。「諏訪産 鹿のリエット&トルティーヤ」(680円)や「諏訪産 鹿のスペアリブのスパイシーグリル」(980円)などのジビエ料理も用意する。
野菜やシカ肉など、地元の食材の普及活動にも力を入れている栖原さん。松本飲食店組合青年部主催のプロジェクト「野菜で彩る信州 松本のカタチ」にも参加している。「地元でとれるものがたくさんあるのに使わないのはもったいない。農家や小売店、飲食店などが連携して、流通システムを整え、地域活性化にもつなげていきたい」。
オープンして1カ月。20~40代の女性や家族連れの利用者が多いという。「女性が1人でも入りやすい店づくりを意識したが、予想以上の成果。客層が一気に広がった」と栖原さん。「おいしいものを食べると元気になれるはず。店に来てくれた人に、ちょっと気持ちが上向きになるような、元気になってもらえるような店でありたい」と意欲をみせる。
営業時間は11時30分~14時、17時~22時。木曜定休。