安曇野で「半農半X」シンポジウム-「農」にかかわる地元有志が企画

昨年、地元の仲間や県外からの援農者と行った「みんなで米づくり~手植えで田植え」の様子。

昨年、地元の仲間や県外からの援農者と行った「みんなで米づくり~手植えで田植え」の様子。

  • 0

  •  

 安曇野市内で農業などを営む有志でつくる「安曇野夢フォーラム」は2月7日、「半農半X(エックス)」を紹介するイベント「安曇野発!農的生活シンポジウム『結び∞つながれ、安曇野の仲間たち!』」を信濃教育会 生涯教育センター(安曇野市)で開催する。

[広告]

 「半農半X」とは、農作物を育てる「農的暮らし(農)」と個性を生かした「自営的な仕事(X)」を両立させ、生計を立てるライフスタイルのこと。第1部では「半農半X」提唱者の塩見直紀さんが「半農半Xという生き方」をテーマに講演を行い、第2部は安曇野で自然農家庭菜園スクールを開催する「自給自足Life」主宰の竹内孝功さんらが事例紹介を行う。その後、第3部では参加者がオープンに話し合う「ワールドカフェ」形式によるトークセッションを行い、これから向かうべきライフスタイルについてともに考える。

 イベントは、普段から「農」に携わる同フォーラムのメンバー4人が企画。昨年末ごろから準備を進めてきた。「塩見さんから大きな影響を受けた。せっかくの機会なので、話を聞くだけではなく安曇野のことも伝えたいと思い3部制にした」と増田望三郎さん。「農業に関心のある人が増えてきたが、生計を立てることを考えると難しいと思う人が多い。イベントは『就農しましょう』というものではない。『農』を暮らしに取り入れるという感覚で、身近に感じてもらえれば」とも。

 増田さん自身も、ゲストハウス「安曇野地球宿」を経営しながら「農」にかかわっている「半農半宿」。「Xは、自分の特性を生かしたもの。いろいろなスタイルがあると思う。十人十色であることを実感してもらえるようなイベントにしたい」と話す。

 開場=12時30分、開始=13時30分。参加費は、予約=1,000円、当日=1,300円。終了後は塩見さんも交えて懇親会を予定。問い合わせは増田さん(TEL 080-5486-6111)まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース