劇団「シアターランポン」の第4回本公演「テリヤキ」が3月5日から、松本駅近くにある古市ビル(松本市中央1)4階の特設会場「ランポンシアター」で上演される。
50歳の誕生日を迎えた男が、少年時代に好きだった照り焼きバーガーを食べて感じた「何か違う」をきっかけに、自分を見つめ直すコメディー。変わったのは自分なのか、社会なのかを思案しながら、物語はエキセントリックに展開していく。
上演はダブルキャストで、Aキャスト=堀田康平さん、西脇明日香さん、荒井正樹さん、細川貴司さん、Bキャスト=草光純太さん、大山莉奈さん、武居卓さん、深沢豊さんが出演する。演者が全員替わるダブルキャストは初の試みという。作・演出を手がける武居さんは「キャストによって印象も異なるし、内容も少し違うので見比べるのも楽しい」と話す。
同劇団は2023年4月に旗揚げし、本公演は4回目。「普段は目の前にいる人に届けたいと思って台本を書いているが、そうなると、『演劇が好きな人』にどんどん向かっていってしまう」と武居さん。今回は、「普段はいない人」を意識しつつ、メンバーの「リアル」を髄所に交えながら、「あー、分かる」と感じるポイントをちりばめた。「数ある娯楽の中で演劇は、なんだか難しくてハードルが高いと思われることが多い。息抜きとして楽しく気軽に見てもらえるものにしたかった」とも。
ポスターは、照り焼きバーガーがスポットライトを浴びるユニークなデザイン。イラストは劇団「マツモト・ザザ座」から客演する大山さんが手がけた。年明けから稽古を重ねて、「演劇は初めてという人にもガツンとくる仕上がり」になってきているという。
公演に合わせて、客席をリニューアル。半分ほどの椅子を背もたれ付きのものに変え、よりリラックスして見られるようにした。「見たら元気が出る作品。あまり演劇になじみがない人はもちろん、よく見ているという人も一周回って面白いはずなので足を運んでほしい」と呼びかける。
全18公演。前売り料金は一般=4,000円、学生=2,000円。チケット予約はウェブサイトで受け付ける。3月16日まで。3月28日・29日には茅野市民館で上演する。