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松本出身俳優・中野マサアキさん初主演映画「北浦兄弟」上映 舞台あいさつも

「凱旋の夢がかなってうれしい。次は地域映画を作りたい」と中野さん

「凱旋の夢がかなってうれしい。次は地域映画を作りたい」と中野さん

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 松本市出身の俳優・中野マサアキさんの初主演映画「北浦兄弟」が1月23日から、松本シネマライツ(松本市高宮中)で上映される。

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 引きこもり気味の生活を送っているソウタ(中野さん)が、ふとしたきっかけで父親を殺害してしまったことから始まるロードムービー。疎遠だった弟・アキラ(大塚ヒロタさん)と共に反発し合いながらも父親の死を隠そうと奮闘するが、事態はどんどん悪い方へ向かう。監督を務めた辻野正樹さんは、「河童(かっぱ)の女」(2020年)など人生がうまくいかない人々を独自の視点で捉えた作品を手がけており、本作もブラックテイストでありながら、悲しい人間の姿を、ユーモアを交えて描く。

 2024年11月にエストニアで開催された世界十五大映画祭の一つ「タリン・ブラックナイト映画祭」クリティック・ピックス・コンペ部門で「最優秀作品賞」を受賞。翌年4月から、東京を皮切りに、兵庫、京都、大阪、愛知、新潟などで上映された。「ストーリーを聞くだけだと暗い印象を受けるかもしれないが、『そっちじゃない方』を選び続ける兄弟にツッコミながら見てほしい」と中野さん。これまでの上映では、家族連れの姿もあり、大阪では声に出してツッコミを入れる人もいたという。「ドリフでいう『志村、後ろ』のような感じで、子どもも楽しんでくれていた」とも。

 本作で初めてプロデューサーも務めた中野さん。「コロナ禍で舞台公演ができなくなり、自分がやり残したことはないかと考えた時に、主演映画を作りたいと思った」と振り返る。「河童の女」に出演した縁があり、辻野監督に相談して企画を進めてきた。撮影は2023年5月、寝食を共にしながら1週間ほどかけて行った。「待ちの姿勢ではなく、自分で行動することで得たものも多かった。役者を続けてきて良かったと改めて感じた」と話す。

 中野さんは1977(昭和52)年生まれ。松本蟻ケ崎高校卒業後に上京して美術系の学校に進学したが、アルバイト先のバーの客だった俳優に相談したことがきっかけで学校をやめ、小劇場の世界へ飛び込んだ。劇団「プープージュース」に所属し、舞台のほか、映画やドラマに出演。2024年3月には、出演する映画「オジさん、劇団始めました。」を同館で上映した。「いずれは主演映画で凱旋(がいせん)したいという夢がかなった。楽しんでもらいたいと思って作った作品なので、難しく考えず笑ってもらえれば」と呼びかける。

 上映時間はウェブサイトで確認できる。今月29日まで。24日・25日には舞台あいさつを予定する。

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